2012-03-20 「奉」と「献」 文字 「獻」と同じく石造物でよく目にする字が「奉」。たいていの場合形が変わることもなく、まっすぐ下ろされる中心線が左右対称を整える。 毛筆での筆跡をそのまま刻むと対称ではなくなる。中心の縦画は下から左上に大きく曲線を描く。(上の例:安佐北区可部) 大坪八幡(可部町勝木)の手水鉢*1も同じ書体で「奉献」の二字がある。 「献」の左が「南」の形をとることによって「奉」との対応がとられている。 *1:大正12年の奉納