環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

楠神社社号碑

同じく本川沿いに位置するのが楠神社。こちらは竹原下市の町並み保存地区の入り口のような一画で、小さな面積の境内ながら、クスノキの巨樹が社殿の上を覆っている。


クスノキの隣にある巨石には「楠神社」の社号が刻まれている。「湊川神社宮司 藤巻正之謹書」とあり、裏面には村上英*1による由来の文がある。漢字カタカナ混じりの読みやすい字。


楠公を崇敬する唐崎常陸介によってこの神社は創祀され、昭和十年の楠公の六百年祭にあたって碑を建てて宣揚したものという。

*1:初代竹原書院図書館長