環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

参道脇の原爆慰霊碑

広島東照宮参道脇には石灯籠が連なっていて、その外側に駐車場が石垣下まで占めている。

階段下近くの石灯籠の間に「昭和四十一年八月五日」建立の「原爆慰霊碑」がある。衆議院議員(当時)の砂原格(砂原組創業者)による字。

株式会社 砂原組 - [砂原組のあゆみ] 株式会社 砂原組 - [砂原組のあゆみ] 株式会社 砂原組 - [砂原組のあゆみ]
の年表によると、被爆当時は広島工業(現砂原組)の代表取締役で、「原子爆弾の被災により破滅的な打撃をうけ、役職員に多数の被害が出る。」。
碑の裏面に宮司による碑文があり「境内に湧井在りこの清水を飲みて幽明異にする者多し」と、当時のこの場所に逃れた人々を偲ぶ。

碑の両側には手すり、ではなく防護柵のようなパイプが立てられている。