環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

大正三年の石

その恵比須神社の境内には、手水鉢以外にも大正三年の奉納物として鳥居と燈籠が残っている。

こざっぱりした鳥居はともかく、石燈籠のほうは積み重ねられた石が針金で括りつけられていて年季を感じさせる。わび錆。


燈籠の台座には、奉納者の「伜」の名が8人縦書きで並んでいる。後に置かれたらしき台座がさらに下にあるが、もともと刻まれていた名前は一部途切れてしまっている。