環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

戸坂駅と瀧の宮

芸備線の芸備軽便鉄道が営業開始したのが大正4年。広島志和口間で最初に置かれた駅は、矢口・下深川・狩留家のみ。(昭和初期の数年間、ガソリンカー専用駅として「安芸小田」「石ヶ原」「安芸中山」*1が置かれた)

交渉の末、戸坂駅が開業したのが大正5年。『戸坂村史』*2の253ページに竣工式を報じる『中国新聞』の記事が引用されている。二丁東の「戸坂観音堂境内」で角力が行われたとある。

龍泉寺観音堂の奥にある「琴比羅の滝」を遊園地(避暑地)として開発することで駅利用者の増加を図ったという。*3