環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

残る文化財



自然と文化財はわたしたちの時代のためだけのものではありません。大切に守り伝えましょう。

と、参道の脇に立ててある看板。単に未来のためだと弱くなってしまい、破壊する名分に未来が持ちだされかねないので、過去の人たちが守り伝えてきたことも重視すれば歯止めになる。「御給主様御植ノ杉」*1が伐られる時というのが、その由来が軽視されはじめたが為ではなく、重視するからこそやむを得ず伐られるほうがまだましではあるか。

アキカン・カラビン・紙くず等 ゴミはすべてお持ち帰りくださいますよう。山内の浄化にご協力くださいませ。

境内に限らず山道全般の注意書き。「わたしたちの時代のためだけのもの」とすら思っていない手合いが、いつの世も絶えることがないということも、不断に継承されていく。

*1:郡中国郡志』