環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

山武士塚古墳群

石井隆博 角田徳幸「広島市安佐北区所在 山武士塚古墳群の測量調査」(『芸備』第24集.芸備友の会.1995)に、道教地蔵ルート近くにある「山武士塚古墳群」の測量報告が載っている。

参道の山道はおおむねまっすぐ東へ登る。左手に尾根の高まりが迫り、右手に離れたところに谷が控えている。
第2号古墳はその山道左壁に埋葬施設を露出させた状態で残っている。標高は120m付近。


石積みの南壁の大半と東壁は失われている。どういう経過をたどって墳丘が崩され、石が除かれ(転用され?)、山道が通るようになったのだろう。