環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

支流の樋門

戦後すぐの太田川改修工事で可部・亀山に渡る堤防が新しくなった。昭和24年度には付帯工事として支流河口部の悪水樋管が改築されている。「幸戸」「帆待川」「新川」が堤防の切れ込みとなる小河川なので、扉つきの樋管が増水時の浸水を防ぐ。



当時の「帆待川悪水樋管」は「巾1.8m 高1.2」のコンクリートの本体に「木製捲揚式」の扉が付く*1。現在の設備の半分くらいの規模。
現役のものだと安佐南区古市の樋門が木製巻揚式の扉。

*1:太田川改修三十年史』1963