環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

移築の集まり

そういうふうに七ツ塚古墳群を巡ることで各種の墳丘の形状や埋葬施設の違いが実見できるのが風土記の丘散策の眼目の一つ。


そこまで足を伸ばさないでも、三十分前後の「ファミリーコース」で各種の移築施設を巡ることで古墳の埋葬施設三種類を続けて見られる。



箱型石棺は宗祐池西遺跡から三基、竪穴式石室は酒屋高塚古墳から、横穴式石室は篠津原第3号古墳からそれぞれ移築されている。説明板には移築前の現地での写真も載っている。移築したものであることが強調されるような要素があると、ここに遺跡があったのかという誤解が減る。