※先に23日のエントリを書いてしまったので、その前とのつながりで。
平成11年設置の水分(みくまり)神社由緒書はシンプルな白い説明板。
もっとも古い記録として三代実録の「安芸国水分天神」を挙げ、その創建は貞観年中との口碑を併せる。さらにさかのぼって「神武天皇御東征の砌り」の聖蹟をも由緒に含めるが、そういった埃宮から近隣に派生した伝承が定着していく経緯もまた由緒のひとつ。
水分*1神社 (略)文化年中、祠官田所某、社傍より古甕を堀出せり、内に石あり、色青黒にて圓なり、或は昔の神體ならんといふ、(略)
『芸藩通志』安芸国安芸郡
といったエピソードも由緒書に含まれていれば途中経過*2をちゃんと感じさせてくれる気がする。
平成11年にしては古そうに見えるが、平成11年自体がすでに最近ではないのかもしれない。
現在の石鳥居は平成3年のもので、拝殿内の芳名板は昭和59年の「鳥居寄進者芳名」とのこと。このときは木製だったようで。