環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

昭和八年の線刻

頼惟清旧宅内には山陽45歳のときの詩が石碑となっている。

詩碑の建立は昭和8年。竹原史談会により「今茲廣島縣以頼山陽先生父叔之故宅定為史蹟」ことを記念してのもの。

正面に一つ、背面に二つ彫り窪められた四角。小さい四角には、それらの加工・刻字を施した石工の名が「尾道市 宮永延年 謹彫」とある。
手続き・申請・業務 - 尾道市文化財調査報告書「尾道の石造物と石工」 | 尾道市 手続き・申請・業務 - 尾道市文化財調査報告書「尾道の石造物と石工」 | 尾道市 手続き・申請・業務 - 尾道市文化財調査報告書「尾道の石造物と石工」 | 尾道市
の報告書に、「宮永助四郎」という同時代の石工の作品が尾道市内外に多数あることが載っており、大山祇神社の「宮永延年」作の狛犬もあるという。