環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

道の上か下が遺跡

砂防公園になった大通院谷の遺跡の説明板は谷の奥まったところの元就墓所に行く途中で目にすることになる。


墓所と清神社の間の道に、比較的近年調査された「酉谷地点」の鍛冶炉跡がある。こちらは見下ろす位置の斜面にあって、遺跡自体には近寄れないがフェンスの手前に説明板がある。


出現のきっかけは崩落した斜面の治山事業。水害に遭いやすい地形ほど調査の機会が得やすい代わりに中世の姿から改変が加わりやすい。