環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

中庭の石棺

大学造成の際に見つかった各種の遺跡のうち、説明板を設けて路傍に見せる形態をとっているものはごく一部。当然ながら発掘当時の写真のように遺構がくっきり見えるわけでもなく草に覆われてしまう。

よそにあった遺跡から石室・石棺などを移設して展示するほうが、見せやすい形で、見せやすい位置を選んで設置することができる。

文学部の建物の南東の中庭にある移築石棺は、周りよりやや高い壇上にあるのでむやみに立ち入れない。それでも中に入ってしまう人がいるのかもしれない、さらに内側に木の柵が囲ってある。