環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

可部で造られた鐘

その大林神社の梵鐘は大正12年のもの。池の間の四面とも文字で占められている。


一番大きな文字列は「可部町 奉納者 二宮初蔵」の奉納者名。
現可部南(可部駅近く)の二宮産業初代。撞木のあたる面を表とすると、隣の「大林八幡神社什物」と併せて奉納者と対象の顕彰が強調される。


反対側の面には紀年銘と世話人三名、製造場所と作人三名が列記される。石碑で言うと石材店や石工の名前が載るところ。