環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

行きと帰りの鐘

中国観音霊場の第十四番札所が大聖院で、第十三番が三滝寺。


参道の途中に鐘楼があり、入口寄りの路傍には「鐘のつき方」の立て札がある。既存の札に被せるように白い板で強調してある。連打しないようにと。(写真は平成19年)

本堂寄りの柱には「帰り鐘はつかない」という注意書きが見える。「帰路に鐘をつくと、お参りしたご利益がなくなると言われています」とのこと。「と言われています」と言われては、鳴らす慣習ある人を抑えるのは難しい。公式に禁止ではないという意味合いが漂う。