環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

土手の上の参詣道

府中大橋の東岸川上に立つ「多家神社参詣道」の石碑は、参詣道の入口を示すとともに、旧山陽道の国道から分岐した県道の入口を示すものでもある。

前掲「縣社多家神社参拝記」にも、乗合自動車からも文字よく見えたようで石碑の寸法と合わせて紹介されている。

(略)直ちに左に曲りて川堤を進めば、誰曾廼森多家神社に至る、此の間縣道なりと聴く橋の南側、折れ曲りの角に幅一尺、高六尺許りの石柱に、多家神社参詣道と肉太に刻されている。

今の県道は、経免橋たもとまでは川沿いに無い。