環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

島の山が大きい

同じく安芸国内からの御島巡り参加者に「本州豐田郡生口鹽濱中」がいて、嘉永5年壬子の額「神島巡賽」を奉納している。


厳島の神紋を右上に据え、大きく「神島巡賽」と書かれている。とくに「島」の下にある「山」が隆々とそびえている。隣の「巡」は上の方に置かれて船のように浮いている。
揮毫者は「長洲城晋謹書」とあるのでweb検索してみると、『愛媛県史 芸術・文化財*1の「第四節 愛媛の書家(近世〜現代)」*2に「城 晋」の名で紹介されている。「長洲」は号で「晋」は名。

*1:データベース『えひめの記憶』から

*2:http://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/ecode:2/56/view/7418