環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

千田通りのガラス板

屋外で文字や写真の展示を見せる際、風雨を凌ぎやすいのは屋根つきの小屋に入れておくことだろうから、石碑に比べてたくさんの情報を詰め込みたくなる。
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文章・地図・写真・イラストを組み合わせて横に広く展示スペースをとる「類焼をまぬかれた喜びを伝えて」は平成元年のもの。千田町の被爆による火災を食い止める活動を、当時の証言をもとに解説してある。地図は北を右にして迫り来る火の手が赤い面となる。「現在地」の示される場所は現在の御幸橋電停の近く。その辺りも含めて、「南千田東町」「南千田西町」一帯が類焼を免れた。それまでに爆風で全壊してはいたものの。