いつの頃からか、船山稲荷参道入口に「神武天皇の聖蹟地・船山城跡 船山稲荷神社」という説明板が立てられていた。地元町内会とまちづくり協議会による。
船山城跡 - 環藝録
聖蹟っぽく - 環藝録
その山の何を主題に歴史を説明するかの穏当な形は時代により変化する。
山城跡であり、その後に稲荷神社がまつられていることは繋がりがあるのかもしれないが、その神社の「由緒」に神武天皇をかかわらせるのは強引さを感じる。
「聖蹟」を前面に押し出せないがために「名称」「祭神」「由緒」「祭事」を列挙した「神社の説明」としたのが穏当な形式なのだろう。それでもやはり「船山城跡」を中心に記述することはできなかったのだろうかと思ったりもする。