環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

長田を見下ろす

向原町長田は三篠川が南西へ流れる谷にある。 川は緩やかに曲折しているので、平地が右に広がったり左に広がったり。 「尼子三兄弟ゆかりの墓」のある尾根は、麓にやや川筋が近づくところ。狭い平地に芸備線と県道が挟まれる。

薄い案内

その「尼子三兄弟ゆかりの墓」へ登るところどころに道しるべの札が設置されている。 麓の道路から畦道づたいに上がるその入り口と、山林の中の木の幹に。

「ゆかりの」墓

安芸高田市向原町長田の山林に「尼子三兄弟ゆかりの墓」がある。 明治42年に修復整備された墓地には五輪塔が何基か配置され、宝篋印塔の一部が最奥部に据えられている。中段には後世に加わった仏像や「尼子三兄弟之はか」と刻まれた石碑が並ぶ。 実際には三…

用十郎墓地

地域の一般の墓地も、その立地や由来によっては史跡に似た解説を添えられることもある。 毛利元就および毛利氏墓所への参道途中に「用十郎墓地」を右手に見る。 墓地の沿革を説明した立札が立っていて、墓地の関係住民により道の改修がなされたことや隣にか…

林道を見上げる墓地

林道の脇道を下りたら墓苑ではない個人の墓地がある。ことがよくある風景。 墓参が目的でない人は下りることがない、というわけでもなく、登山道であったり、耕地に通じていたり、史跡(古墳など)が先にあったりするので、墓地の一ヶ所ずつが道しるべのよう…

猿猴川を眺めていた墓地

黄金山の東麓、仁保南の団地の合間にも墓地が広がる。 その眼下には猿猴川が左手から右手に流れ、対岸の向洋にはマツダの工場建物。ただし川の手前に広島高速の高架が横たわるので、川面がほとんど見えない。

観光の道と一般の墓地

遊歩道というか登山道というか、名所旧跡をめぐる目的で歩く人の目に、墓苑が両脇に広がるのがその道の性格の混ざり具合をあらわしている。聖と俗というわけでもなく日常と非日常というほどでもない。 尾道のような寺の多い観光地はとくによく混ざっている。…

墓苑の中心部のような所

三滝寺と少年自然の家の間の丘陵には墓苑が広がっている。通り抜ける道路の上も下も墓地の区画が段々と連なる。 そんな道の脇に墓苑の案内図が立ててある。正確には「墓苑便所案内図」。便所が何カ所もあるわけではないだけに、確実に位置関係を掴ませないと…

三滝本町の奥

少年自然の家のある丘は、三滝本町一丁目の街区の奥にあり、北の尾根の向こうには三滝寺の谷が、南の丘陵を越えると竜王町が位置する。近世の村でいうと新庄村と打越村の入り組んだあたり。 山腹を取り巻く車道が谷と谷の行き来を容易にする。眼下に広がる市…

三滝の丘の避難場所

三滝少年自然の家は、高潮と洪水の際の「指定緊急避難場所」。災害の種別ごとに指定された避難場所なので、左記二種類の災害以外の、土砂災害や地震などでの避難には不向き。 ただ、土砂災害の「✖︎」は貼り直されている。

広域避難場所の文字サイズ

広島市の設置している「広域避難場所」の案内看板は、現地にあったりそこに至る道の分岐点にあったりする。何メートル先という表示も目立たせておかないと、そこが避難場所と思われてしまう。 これも当然ながら多言語表示で場所の機能と施設名が示される。一…

地名は後から

宮島の島内各所に掲示されている「津波に注意」の看板は、廿日市市の設置でその場所の海抜を大きく表示している。 この「幸町東表」は3.5m。ここも英語と簡体字とハングルの併記。ただ、所在地の地名表記は後補のもので多言語の余白がない。

2種類の継ぎ足し

宮島のフェリー乗り場を出ると、ゴミ箱が並んでいる。目立つ所に置かれていれば散らかりにくいのかもしれない。 箱は3台連なっていて、右から「かん・びん」「ペットボトル」「もえるゴミ」。ゴミ箱製品に標準で付いていたラベルには、ゴミの種類のピクトグ…

乗船前の案内

桟橋への迂回路の途中に看板があり、「JR西日本宮島フェリー」乗船者への「お知らせ」がある。 まず日本語で「切符・ICカードは下船時、宮島桟橋の改札係員にお渡しください。」と書かれている。続けて英字・ハングル・簡体字の案内がある。「ICカード」を「…

迂回路脇の喫煙所

工事現場周辺の迂回路がすべて仮設の道ではなくて、既存の屋根付きの道を使って覆いを広げた空間になる。ところどころある支柱にぶつからないように保護材がついている。 さらに小さく囲まれた空間は喫煙所。既存の上屋の下にあるから元々この位置にあったも…

桟橋迂回路

JRの宮島フェリー乗り場は、工事中の桟橋の西隣から発着する。 白いフェンスに沿ってジグザグの点字ブロックが伸び、「こちらをお通りください」と誘導されながら桟橋に通じる。

桟橋から見るクレーン

宮島口桟橋はターミナルビルが工事中(写真は今年5月)。 建物周辺と桟橋には立ち入れず、臨時の桟橋から乗るフェリー船上から内部を見下ろす。 建物の鉄骨も青いクレーンも、陸地から見上げるのとは違って遠巻きに眺める距離感。

中心にそびえるクレーン

紙屋町の広島銀行本店は建替工事中。 電車通りの歩道は建屋に覆われ、四周は白いフェンスに囲まれる。 今は敷地内で高々とそびえるクレーンが遠目にも目立つ。 www.hirogin.co.jp 地上19階建のビルが予定される。

橋脚を囲む白

建物の建設工事では敷地を白いフェンスが取り囲む。安全のためであり防音のためであり、景観の為でもある? 工事の内容が耐震補強の場合、工事を施す構造物は元々あって、それの周りを取り巻くフェンスが現場を区切る。写真は横川駅付近。 工事内容を示す看…

病院の工事とその周辺

安佐市民病院のサイト内に工事の進捗が掲載されている。 www.asa-hosp.city.hiroshima.jp そことは別に専用のホームページも開設されている。先月末より病院棟地下基礎工事が始まっている。 shinasashiminbyoin.com 敷地内だけでなく、周辺の駅にも影響を及…

ホームの南工事中

その「新安佐市民病院(仮称)」の敷地は現在、クレーンがところどころにそびえる広々とした空間で、あき亀山駅の乗り場から眺めると白いフェンスが横一文字に立ち並んでいる。 川向こうに聳えるのは阿武山。

病院前の予定地

県道から駅前広場に通じる道路は拡幅され、白線の路側帯に代わり歩道が整備されている。 このように整備される駅前は「新安佐市民病院(仮称)」の正面に接続することになる。 「あき亀山駅から見た外観イメージ」と「南西側から見た鳥瞰イメージ」が看板に…

ロータリー拡張

可部線の現在の終点「あき亀山駅」。 ここの駅の最寄りのバス停は未だに「荒下県営住宅」。隣接する県道沿いのバス停なので、新たに駅前バス停が出来るならロータリー内になるのだろう。 「駅前広場」と称される小規模なロータリーは、今のところタクシーや…

8番がループだった

昨年で終了した「呉探訪ループバス くれたん」は、呉市中心部の観光地を巡る循環バス。 呉市営バス時代からのサービスとして、このループバスと市内中心部路線バスの1日乗り放題の「1日乗車券」がある。ループバスがなくなってからも、既存の路線バスの乗り…

15がおりば

乗り場番号がいくつかあるうち、どれかは「おりば」専用になる。それなら呼び方としては「乗降場番号」か。 呉駅前のバス停の15番はおりば専用。おそらく呉市営バス以来の表示。路線図はさすがに広電バスのものだけれど、フチが黒ずんでいる。

5番乗り場がシャトルバス

レクトへのシャトルバスは5番乗り場が使われている。それまでは欠番のような表示の5番乗り場。 kanototori.hatenablog.jp 路線図にも継ぎ足された形でレクトへのバスが表示されている。 路線番号としては28番で「鈴商線」の赤い線の延長になる。

二社の色

アルパークバスターミナルでは複数の路線バスが出入りするので乗り場が5つある。(一つはレクト専用) 路線の数では広島バスが多く、四つに乗り場がわかれ、広島電鉄は一ヶ所。薄い色のバスのアイコンが運行会社を色分けしている。

吉田税務署前バス停

「吉田税務署前」というバス停表示は、上部円盤に「広島電鉄」の名前を載せるものの、現在ここを通る路線は、「安芸高田市新公共交通」を運行する各社。 www.akitakata.jpkanototori.hatenablog.jp バス停は既存の物を使い、備北交通の安佐市民病院行きなど…

循環バスと路線バス

市街地の中や同じ町内を巡る循環バスは、既存のバス停に停まることもあれば、そのバスしか停まらない特定施設の名称のバス停を設けることもあり、博物館や商業施設に停まるのは、だいたい規模の小さな新設のバス停が多い。 坂町の、矢野との境に近い済生会病…

青いローズ

kanototori.hatenablog.jp 福山市中心部循環バスの「まわローズ」は、今年4月に赤ルートが廃止された。 www.tomotetsu.co.jp 残った青ルートだと、博物館付近は「リム・ふくやま前」→「県立歴史博物館前」→「福山駅北口」という順で通る。「リム・ふくやま前…