環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2010-01-01から1年間の記事一覧

図書館と駐車場

館の西隣に駐車場、東隣に駐輪場。 一つの図書館だけだとそんなに広い駐車スペースは無い、ので公共交通機関が推奨される。最寄りのバス停は「防地口」。満車になっていたら付近の施設の駐車場を使える。というようなことが「尾道市立図書館-アクセス」に地…

東久保の光沢

尾道市立中央図書館は市街地の東部、東久保町にある。 周辺の町(御調・向島)との合併以後、「中央」がついたので、その二文字が若干新しい。 入口手前に聳える三角錐は「時のオベリスク」の名があり、生け垣のそばに小さな説明板に、 「(略)時のオベリス…

路傍の白い箱

尾道の街中の、千光寺の麓の交差点のほど近く。 点字ブロックつきの細い小道は「杓屋小路」の名前があって、電柱の示す地名は「十四日元町」。 電柱の傍らには鎖のついた白いポスト。 「悪書追放 白ポスト 不良な本を入れてください」というステンシル。乱丁…

白いブックポスト

中央4丁目の市立竹原書院図書館は国道185号に面した建物内にある。 入口には白い返却用ブックポストが見える。もちろん開館時には使わないので、例えば28日から4日の年末年始の休館時に使われるのでしょう、多分。 書院図書館のサイト*1の年表によると、返却…

ポスト二態

その赤い円柱形のポストは、「現在、使用されていません」とあってオブジェのような存在。 西方寺に向かう小路の角には黒い「書状集箱」がある。こちらは郵便ポストとして使われる。 箱そのものは昭和59年*1設置で古いものではないけれども、町並みの景観に…

横切る猫

町並み保存センターの向かいからやってくる猫がいて、 中町通りを横切っていく。こちらを見ても歩みを止めずすたすたと。 センター正面に使われていない郵便ポストや消火器具置き場があって、その上に飛び乗って爪を研いでいた。その後は生け垣の向こうへ去…

縦長案内図

中町通りを軸にして、上下に長い案内図。町並み保存センターの入口や、地蔵堂の入口に立っていて、現在地を示してくれる。 規模の大きな建物の、上から見た形が描かれているので、町並み保存センターは白い壁が目印、といった側面の特徴には関わらない。 街…

建造物の正面

「国選定重要伝統的建造物群保存地区」には、神社仏閣や商家の屋敷や、近代の洋風建築などが集中して立ち並んでいる。「中国自然歩道」でもある。 その案内図は個々の建物の特徴をわかりやすくアイコンにして位置を示している。 寺山の方(北東)を下に向け…

同じ方向に4種

中町通りと本川の間の「中ノ小路」。 ここでも主な施設への案内看板は横長の板に白い文字。 地名や古建築(「中ノ小路」「光本邸」)の文字を基本形とすると、その他の三種類の書体が、指し示す施設の内容に応じて選ばれている。 上から酒・そば・陶芸である…

住居表示と案内板

竹原駅の住所は中央一丁目一番。一般的な緑のプレートによって番地が示される。直下に小さな案内図が加わるタイプ。 町並み保存地区では、住居表示に竹を用いて建造物にとけこんでいる。木の柱なら茶色が馴染んで、洋風建築なら白っぽさが近しい。文字の色は…

竹原の本町

地蔵堂は本町一丁目に位置する。「本町通り」の南の端にあたり、北のつきあたりには「胡堂」が鎮座する。 平成8年からの住居表示によって、寺山の麓の旧市街は「本町」1〜4丁目に区分されている。駅に近いほうから1丁目、田ノ浦川に沿って東が2丁目、「町並…

麓の地蔵堂

竹原下市の町並みの中に、低い塀で囲まれた区域があって、真ん中に地蔵堂が建っている。 山腹に上がる前の西方寺*1の故地に当たる。本尊は石の地蔵像。『竹原下市一邑志』*2に「岩石を雕刻す、何の代よりこれを刻するを識らず。是は昔の西方寺の境内なり。田…

背後の寺山

今ある寺院によって「寺山」というわけではなく、『竹原下市一邑志』(元禄六年)に、「山上昔有弁財天之堂故為山名」とある。 北から照蓮寺・西方寺・長生寺が山腹に建っていて、すぐ麓には本町通りを軸に中世末以来の街区(町並み保存地区)が広がっている。…

観音堂の高台

西方寺の本堂よりすこし高い位置に普明閣は建っていて、麓から見上げると、幾面もの石垣を縫って参道が延びる。 北側の階段から観音の正面に上がる。「土足禁止」。 右手には賀茂川の向かいの朝日山、左手には竹原の港湾。 『藝藩通志』巻八十一「寺院」に紹…

「普明閣」とスピーカー

寺山の西斜面に突き出た赤い楼閣。そこに登るまでの階段の手すりも赤い。 白い字で「普明閣」の額が掛かっていて、いっしょにスピーカーもついている。 下の段から建物を見上げつつ、ボタンを押すと「説明が聞かれます」という装置のある平坦をうろうろと。…

不動の岩窟

というふうな、竹原市の祠堂については『たけはらの神仏を訪ねて』*1をあたれば、大小ほとんどを知ることができる。一ヶ所に一頁を割いてフルカラーなのでずっしりと重い。 前項の二ヶ所の地蔵堂は西方寺境内にあって、麓を背にしている。逆に岩窟の中に納ま…