環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の河岸に向けて

hananowa2020.com「10月上旬頃の再開までの間も「インフォメーション23」の利用や、「水辺の花畑」の観覧は可能です。」とあるように、メイン会場の外にある本川河岸の「水辺の花畑」は市の中心へ向かって歩く中で自然と目に入る。 初夏に展開した「タネ…

丸い花壇

メイン会場内で展開されていた県内各市町の庭園は、花以外のオブジェも使った立体的なものだった。広島城の菊花展を連想する。 外周芝生にある「わがまち自慢花壇」は草花だけを使って円形のモザイク画をあらわす。「のんた」や「けん玉」が花の色によって象…

外周の変貌

会期の初期には、メインゲート西側の外周芝生には「特別支援学校ウェルカムプランター」が長い帯を作っていた。 まだ生えそろわない芝生を補うように花の色と葉の色が濃かった。 前項に見たような工事期間を経て、現在はすっかり芝生が青々としていて、「わ…

外周の準備

現在ははなのわメイン会場に入ることはできない。 hananowa2020.com 8月16日まで再オープンしていたのが終了し、こんどは秋の連携イベントのための準備中。 その間、ただ外周から遠巻きに眺めるだけではなく、案内所とその周辺ウェルカムゾーンは更新されて…

球場跡地外周

イベント会場として区切られた球場跡地。その周りの道はとくに立入禁止で塞がれていない限りは中央公園の一部として自由に通行できる。 その場所で何が禁止されているかは公園全体のルールと変わらない。けれど場所柄強調されがちなのが自転車・バイクの駐輪…

7つの禁止マーク

一昨年の5月、市民球場跡地で開催されたイベントは「肉フェスwith世界のビールとグルメスタジアム」。チケットを買って肉やビールのブースを巡って、中央の客席でステージを眺める。そういう会場。 その際の会場内での禁止事項が列挙されていて、禁煙のほか…

境内のオキテ

「掟」と書いてあっても通じないかもしれない、となると念のため通用しやすい「注意」という見出しで呼びかけるのが無難。 大山祇神社境内の「注意」は昔風に木の札に縦書きで禁止事項が並ぶ。しかし板が黒ずんでよく読めない。その下に付け足された「境内は…

公園の禁止事項の比重

福山城公園のうち、博物館付近の広場は城跡の要素は少なくて、美術館前の展示空間といった趣。 そういう場所で利用者に向けて呼びかけられる注意事項は、犬の散歩に対する具体的な行動が列挙される。芝生内に犬を入れないことの理由として、子供たちが裸足で…

博物館の敷地

福山の県立歴史博物館で6年前に見かけた案内では、「敷地内全面禁煙」となっていた。 所定の位置で吸えるとかの措置だったら、それ以降の変化が予想されたところだけど、全面禁煙以上に規制するのは難しい。 あとは、近隣に吸えるスペースがあった場合、博物…

防火のための禁煙

資料館近くのエリアには古墳時代の復元建物が三棟並んでいる。 この写真の時(10年以上前)の説明板では「復元」で、現在のパンフレットやサイトの説明では「復原」。 高床式倉庫の脇に禁煙の立札が立っていた。近くにある消火設備と関連して火災防止は特に…

古墳を縫う園路

風土記の丘の中を通る車道は、関係車両だけの道だから見学者が徒歩で歩く人数の方が多そう。 浄楽寺の古墳が支群に分かれているあたり、園路もそちらに分かれ道。その先は舗装されていないが通れる車幅は分かりやすい。 山の中の道端に消化設備がポツンと立…

教材としての群集墳

展示の半ば、『高等学校と考古学の「今」』の章では、歴史民俗資料館と地元高校の連携事業が紹介される。平成30年から令和2年にかけて実施された課外活動から「七ツ塚第5号・第6号古墳測量図」が作られている。「限られた古墳しか詳細な測量図が無い史跡 浄…

可部の開発と部活の跡

この企画展の扱う高校の部活動のうち、昭和期の代表例として可部高校と府中高校が取り上げられている。それぞれ出土品や調査資料の所蔵は、府中が県立歴史博物館に、可部が県立歴史民俗資料館(「当館」)となっている。 可部の場合、一部調査資料は高校の所…

春の展示会が夏の展示会に

7月3日から8月30日まで、歴史民俗資料館で開かれている企画展が、「ひろしま 遺跡再発見!高等学校と広島県の考古学」。 夏の展示会みどころ紹介 - みよし風土記の丘・みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館) | 広島県教育委員会[広島][企…

駐車場の展示物

遺跡や展示品とは隔絶された空間になりがちな、駐車場や管理用道路。 固定されたモニュメントではなく、車や舟といった動いていた物なら通り道や駐車場脇に置かれていても違和感がない。いつでも移動できるという仮設の感が強い。 平成期に使われていた「観…

猫と熊のシルエット

広島県立歴史民俗資料館のある、風土記の丘。山林の中の古墳群は見学コースが整っているから山道を歩くほどの準備がなくても隅々まで廻ることができる。 しかし山を切り開いて木々に囲まれた環境には違いなく、クマの出没により注意が呼びかけられることもあ…

隠れ場所兼日陰

猫が涼む為の日陰なら、大きな木でなくてもよく、身を隠せる程度の常緑低木があればそこにうずくまる。 本川下流、アステールプラザの背後の河岸緑地はモニュメントありベンチあり。人通りが多くても猫は自在に動き回れる。

斜面が日陰

本川の東岸、基町の団地と堤防の間には大きめの木が並んで枝葉を広げる。 堤防の斜面に草が茂っているので、西陽が差すまでの間、日中は広い木陰でくつろぐことができる。猫が。

冬の日ざしを受ける公園の猫

中央公園内の、歩道脇に木が連なる。太めのクロガネモチなど、枝葉の高い木と、その背後に灌木が囲う。 11月の寒い時期、木の脇にいる猫は木陰ではなく少しでも日の当たる南側に陣取っていた。

稲荷と墓地の間

中区白島の碇神社境内には丹波稲荷大明神が祀られていて、 西向きに連なる鳥居の脇に細身の樹木も連なる。 市街地の中にあって樹々がつくる日陰でやや薄暗い。隣は寺院の墓地でやや明るい。 神社と寺院を隔てるものが少ないので猫は行き来しやすい。陽に当た…

木陰の猫と社号碑

公園内の稲荷の境内は公園と同じような木陰をつくる。 鳥居や社号碑のような、縦に細い影を作る所よりは、木の枝葉によって作られた広い影の方が長時間い続けられる。猫は。

平成21年の白

手前の鳥居は雨垂れによって黒ずんでいるが、奥の鳥居はまだ比較的新しくて白さを保っている。 新天地商店街によって平成21年8月に奉納されている。同時期に「由緒」の説明板も設置されている。商店街の守護神とされる前は般舟寺にて勧請された稲荷。被曝時…

紅桃花の白い鳥居

新天地の公園内の紅桃花稲荷大明神には鳥居が二基。 前方の鳥居に額があり、それは貫に取り付けられた金具で固定されている。白く塗られた鳥居に赤地の額が映える。

しめ縄のかかる所

鳥居のその部分(貫)が横に突き出てると、しめ縄の端を絡めやすそう。 例えば写真は糸碕神社の石の鳥居。真ん中の額柄の両脇が金具があって注連縄を吊り下げている。真ん中一ヶ所より安定感がある。両端は一本の縄になり、木鼻と柱の繋ぎ目に絡めてある。

石の鳥居の破損

石鳥居の場合、色が塗られることは少ないから色の変化は剥落ではなく苔むして緑が追加される。 もとの石の色があらわになるとすれば、年月が経って表面が風化して文字が見えなくなるか、 部材の途中で折れてしまうか、あるいは外れて落ちてしまうか。 kanoto…

木の鳥居と鉄の鳥居

尾道で見かけた稲荷の鳥居。 奉納されてからずいぶん年が経ったもののようで、色が剥がれて痛々しい。材料が木の場合部材の端部から表面ごと剥がれていく。材の繋ぎ目がずれていくと塗装されていない面が露わになる。 鉄の場合は錆びた部分が剥がれてあちこ…

鳥居の額の年輪

広島駅前の松原稲荷は河岸緑地の一隅にあり、朱の鳥居を二基連ねている。 外側の鳥居には白い板に「正一位松原稲荷大神」とくっきり。 内側の鳥居には表札状の板は無く、切り株を輪切りにしたような板に直接書かれた跡が残る。「正一」と「大神」がかすかに…

庭園の鳥居

縮景園の中央に位置する祺福山には簡素な朱の鳥居が置かれている。 庭園の中ではちょっとした展望台なので目立ちすぎるわけにもいかない。

山神の鳥居

直線だけで記号的に表された鳥居は単純化したものであって必ずしも神明鳥居を意図してるわけでなくて複雑な様式の鳥居の所在も表す。 現物の鳥居がさらに直線と突出を強調したものだったりすると、ニセモノとは言わないまでもミニチュア感が際立つ。写真は吉…

川面の鳥居

上原橋から根の谷川を見下ろす。 普段の水量の少ない川なので、中洲になる場所に灯りを並べて鳥居の形に展開できる。 とはいえ、これを見たのは平成22年。土砂災害より前のひと昔前の光景。