環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

手水鉢と紋

その胡子神社の境内は小さく、入ってすぐ左に曲がって社殿に向かう。 先ほどのストーンアートは曲がり角に置かれていて入口からもちらっと見える向き。 その手前には大正時代の手水鉢。「漱水」の字と神紋をあしらって水をたたえる。シンプルに蛇口と柄杓を…

一般的えびす

神社に関わりのあるストーンアートとして、そのまま直接に祭神をあらわすのが胡子神社の「七福神 胡子(恵比須)」。 解説文はこの場所の胡子神社についてではなく、各地に勧請される一般的な恵比須の解説。とはいえ、「胡子」という表記や「広島地方では十一…

舞う背中

kanototori.hatenablog.jp 大竹市の街角に置かれたストーンアートの一部に、参道口の毘沙門天や鳥居脇の弁財天がある。 大瀧神社が厳島神社と関わりが深いこともあっての弁財天であり、背面の「浦安の舞」は皇紀二千六百年記念の鳥居などの石造物と関連する。

色付き毘沙門天

その注連柱の立つ参道口には、社号碑のほかにも鳥居や灯籠や個人名の顕彰碑など多数の石造物が固まっている。 そんな地点におけるingressのポータルは自然石にペイントされた「毘沙門天」に設けられている(現時点で)。 同所にある他の石造物を申請するとすれ…

村長と兵事主任書記

その明治40年の注連柱は、奉納者の名が背面にずらりと並び、側面には発起人名が並ぶ。 肩書きのある三名が上に載る。「戦役當時村長」が二名、「兵事主任書記」が一名。

参道入口に注連柱

『廣島縣の標柱』には大瀧神社の標柱は3対が掲載されているが、そのほかにもある。 社号碑の立つ参道入口は住宅街の只中で参道らしからぬ生活道路のよう。そこに立つ注連柱は、先ほどの豊年橋よりも古い明治40年。 「明治三十七八年日露戦役出征大竹軍人」に…

石橋に明治と昭和

その鳥居のすぐ先にある石橋は「豊年橋」。親柱の一つには「ほうねんは」と見える。「し」は埋もれている。 内側には「昭和十三年」とあるが、外側には「明治四十三年」と見える。向かいの親柱の内側には、何とかの記念の為と刻んである。明治だと大韓帝国で…

鳥居の注連縄にも札

大瀧神社の山の上も麓も含めて、参道には何基もの鳥居が立っている。 50年の祝い - 環藝録 階段の手前に立つ金婚式記念の鳥居のさらに手前、小さな橋を挟んだ位置には皇紀2600年記念の石鳥居。 そこにかけられた最近の注連縄は薄茶色で拝殿前と同じ。ここに…

青々とした縄

その注連柱に掛けられている注連縄は緑色が濃くて若々しい。端に小さな札があり、平成11年の奉納とわかる。 縄を掛ける突起は金具ではなく石だろうか。

大正の注連柱

その看板の立て掛けてある注連柱には、「皇威」と「四海」が見えるので、間に隠れている一文字は多分「洽」か。正解は『広島縣の標柱』に載っているとして。 向かいには「神徳輝天地」とある。この注連柱は大正11年の建立。背面に刻まれた紀年銘は強く連綿す…

祓に点あり

その、茅の輪くぐりの看板には「抜」の字が繰り返し現れ、どれも右上に「丶」がついている。 同月30日の「大祓」に「丶」があるからやや自然に見える。

くぐり方看板

その大瀧神社境内には、茅の輪くぐりと大祓の看板が立てかけられていた。 狛犬の台座の前には茅の輪のくぐり方の図解。くぐって左に回って戻り次は右へ回って戻り最後にまた左へ回る。言葉で説明している部分には修正の跡がある。上の図では二回回るだけに見…

日付の多いお知らせ

昨年、大竹市の大瀧神社近くで見かけた町内会の掲示板。夏越の大祓が近い時期で、その行事のお知らせのポスターと、おそらくチラシとして配布している両面印刷の「八福神祭り」の案内。 どちらも催行される日付は同じで、当日の予定表も似ている。大祓の場合…

日程の知らせ方

幟が立ち提灯や紙垂が街に飾られ始めると、もうじき祭りが近いというお知らせになる。 ポスターでのお知らせ*1は日程に関して具体的に表示されるから、土曜日曜かあるいは平日の数日か、列挙される日付を目にした人はその日の自身の予定に重ね合わせる。祭に…

ぶらさがる提灯

祭りの場でぶら下がる物は、バナーだったりお札だったりのれんだったり、ひらひらした物に文字や絵が彩る。 立体的なものの代表は提灯か。鈴なりに連なることもあったり、竿の先にひとつだけ提げることも。

ぶらさがる物にぶらさがる

kanototori.hatenablog.jp 酒泉館の中の「酒の図書館」入口で見かけたのん太のぬいぐるみは、ミニ杉玉にぶら下げられている。 壁や柱に吊り掛けると接触する部分が傷みやすそうで、はたまた空中に横たわる綱に下げられていては落ち着かない。絵ではなく立体…

ロゴとのん太

酒まつりのマスコットキャラクター「のん太」は酒まつりの会期中に特にたくさんあらわれる。 kanototori.hatenablog.jp すべての酒蔵入口に登場するわけではないが、白牡丹の棟方志功の意匠とともに現れて組み合わせの妙を見せる。 単にイラストのみで現れる…

循環バスとゆめタウン

西条のゆめタウン - 環藝録 ゆめタウン東広島のバス停には、昨年9月末までは西条駅と行き来する無料送迎バスが運行されていたが、西条市街の循環バス開始に伴い廃止となった。 今年の初めにバス停に掲示されていた案内チラシは、無料バスの廃止と循環バスの…

中学校は高台の上

幹線道路に面していない施設には、「前」と呼べるほどバス停が近くないので「入口」バス停が最寄となる。 西条市街地循環バス「のんバス」の停車するバス停は「ゆめタウン東広島前」や「フジグラン前」などある中に一ヶ所「松賀中学校入口」がある。通学のた…

乗り合いタクシーに入口ひとつ

www.chugoku-np.co.jp 運行の始まった可部・亀山地区の乗り合いタクシー「福王寺不動坂らくらくタクシー」。温泉ヶ丘などの丘陵上の団地と、麓の公共施設や小売店とを巡回するコースでちょうどいいところに河戸帆待川駅もある。 生活の足としては「入口」よ…

入口は離れたところに

尾道の「長江口」が長江そのものではないように、東区の「矢賀入口」は矢賀ではなく曙にある。 もし県道264号を東西に行く路線バスなら、矢賀方面に行くにはここで乗り換えとなる、という言外の案内。 橋そのものの上にバス停が置かれることは、よほど特殊な…

寺の下のバス停

山の迫る海岸に開けた尾道の旧市街は、幹線道路上にあるバス停がどこにあっても何かしらの寺院の麓のバス停となる。 千光寺山に登る道がいくつかある中の正面入口にあたる位置には「千光寺下」バス停があり、町の東寄り、海岸沿いの道をおのみちバスが通ると…

山の下のバス停

www.busit.jp バスがあと何分で来るかを教えてくれる「バスイット」のおかげで、ようやく落ち着いてバスを待てるように*1なった。 その検索窓で「皿山」を探すと広島市では一ヶ所しかない。それよりは規模の大きい「比治山」なら学校付近を除いても「比治山…

皿山公園下バス停

kanototori.hatenablog.jp 広島高速が通る前は、現在地より南に「皿山公園下」バス停があった。シュモーハウスともども、皿山の麓の高架脇に移っている。 シュモーハウスが広島平和記念資料館の付属展示施設であるため、バス停にも平和公園への案内図が掲示…

江波横断歩道橋の北

その歩道橋は階段の間にスロープがあるので自転車も引っ張れる。 さらにエレベータもあるので、横断歩道を横切るのに不安な場合の安全な道が確保されている。というより元々は連続していた江波の町の分断を防ぐ手段の一つ。 階段やエレベーターの近くにはシ…

歩道橋のすぐ上

広島高速の高架が江波皿山の南を横切る。 それをくぐって通過する道は横断歩道だったり歩道橋だったりする。 シュモー会館すぐそばの歩道橋を歩く。高架の裏側がよく見える。あまりごちゃごちゃしていない。

さらに見上げる橋

海上に架かる橋はさらに高い橋脚で立っているので、潜るというよりも過ぎるというくらいにあっさり船が通過する。 サンタマリア|運航案内|大阪水上バス 大阪港クルーズ船のサンタマリア号は、短めのデイクルーズで「天保山大橋」と「港大橋」をよぎる。 白…

見上げる橋

橋の見た目は、渡る人と遠くから見る人と潜る人とで印象が異なる。 橋脚の形が印象的でも渡る人には見えず、橋の路上に施された意匠は橋をくぐる人には見えない。 普段歩き慣れている橋でも、船の上から見える姿は新鮮であろうと思いつつも、なかなか地元の…

川本大橋

橋桁の青い橋はありふれたものに見えるけれど、近寄って見上げればそれぞれの違いが見える。 石見川本駅から下流側すぐのところに架かるのが川本大橋。 詳細情報 - しまね観光ナビ 塗装は更新されるので古びた様子は見えないが竣工は昭和36年。

青い橋黄色い橋

赤い橋以外には、石見松原駅付近の「都賀行橋」が黄色く見えたが、よその画像を見ると結構赤みがかかっている。 橋桁や欄干が青いのを含めると、青い橋は何ヶ所かで見られる。とくに珍しい感じはしないものの、石見簗瀬駅付近の「吾郷大橋」は昭和29年竣工と…