2006-01-01から1年間の記事一覧
さて、連日*1長蛇の列となった展示を見た人たちの感想は、どのようなものか。全てのページを見て回るのも時間がかかるので、Googleブログ検索で「大絵巻展」を検索して三十数件を見た。 当然ながら、一番の目玉とされ、展示の中盤におかれた『源氏物語絵巻*2…
場所:京都国立博物館 期間:平成18年4月22日−6月4日 展示資料:52点 第1章 巻物に描かれた物語 紫式部日記絵巻 五島美術館 福富草紙 春浦院 絵巻の古典 源氏物語絵巻 徳川美術館 信貴山縁起 朝護孫子寺 鳥獣人物戯画 高山寺 第2章 絵巻を描いた画家たち 後…
こちらは左横書きの石額「京都國立博物館」。京都国立博物館のタイトル画像の文字でもある。 1897 帝国京都博物館 1900 京都帝室博物館 1924 恩賜京都博物館 1952 京都国立博物館 という名称の変遷なので、この額も昭和27年に書かれたということだろうか。よ…
写真は水道資料館の正面上部にある石額「送水喞筒室」。 「喞筒(ソクトウ)*1」はポンプの意。 白川静『字通』で「喞」を上接語に持つ語彙に、 喞嘖しょくさく 虫の声/喞嗾しょくそう 虫の微かになく声/喞筒しょくとう 水鉄砲/喞??*2しょくりゅう すっきり…
水道資料館入口西側には「大勲位侯爵*1伊藤博文」の「深仁厚澤」の石額がある。もとはポンプ室正面に設置されていた。*2勅令により造られた水道なので君徳を讚えている。さんずいもみずみずしい。このあたりは海が近いので満潮時には川の流れが逆に向いてい…
水道資料館の入口東側にある石額「不舎晝夜」。『論語』に拠る。 「子在川上曰、逝者如斯夫」。 設置されていたのは牛田取水門の上部。 石額の左側に「臨時廣島軍用水道布設部長正四位勲二等功三級男爵兒玉源太郎書*1」とある。隣の説明板に「児玉源太郎中将…
増田彰久『カラー版 近代化遺産を歩く (中公新書)』に、高松市の御殿浄水場が紹介されていて、大正十年に建てられた施設が現在は水道資料館として使われていると知る。では他の地域はどうだろうかと探してみると、 近代建築散策というサイトの水道施設のペー…
元安橋のたもとには被爆説明板がある。爆心直下のためこの橋は崩壊しなかった。西の本川橋は崩壊した。 近代に架けられた橋の飾り柱のうち、動物などの意匠を凝らした金属部分は戦時中に回収された。その後は柱だけ残ったり、新たに飾りを作り直したり、完全…
本川に架かる丁字型の橋は、国道54号線と路面電車が通る。 南隣に平行して橋の架かっている工字型の頃があったり、投下の標的にされたりと変化が著しく、写真パネルなどが多様な姿を示している。 『角川日本地名大辞典34広島県』の「地名篇」で一番最初の項…
場所:広島市郷土資料館 期間:平成18年4月8日-6月25日 紹介された橋 太田川橋(太田川) 古市橋(安川) 駅前大橋(猿猴川) 御幸橋(京橋川) 元安橋(元安川) 相生橋(旧太田川(本川)) 天満橋(天満川) 福島橋(福島川) 己斐橋(山手川) 新己斐橋…
別の場所の「二葉の里歴史の散歩道」の案内図。 注記の集中している八剣神社*1周辺を拡大したところ。 目標物とその英語表記を列挙すると、 牛田大橋 Ushita-ohashi Bridge 神田橋 Kanda Bridge 八剣神社 Yatsurugi-jinja Shrine 碇神社 Ikari Shrine 地名の…
「不動院」で検索し、アドレスなどのローマ字表記の実例を拾った。 fudouin fudoin hudouin hudoin hudouinn 広島の不動院のサイトでは"fudouin"を、前掲の案内図などでは"fudoin"を使用。
不動院の入口近くに周辺の案内図が設置してあり、「歴史の散歩道」を辿ることができる。南を上にした地図で、不動院に始まり、日通寺・浅野家の墓・水道資料館・工兵橋までの道が示されている。*1 地図の上には主な目的地「工兵橋」と「不動院前駅」*2の方向…
不動院の納経所の裏。白い壁の落書きはおそらく文字を書こうとしたのであろう。さらには流麗に書こうとでも意図したのであろうか、蚯蚓にも蛞蝓にも喩えるべき不安定な線がのたうちまわっている。 寺務所から見えない位置でこそこそと書こうとしたのか、はた…
稲荷神社の前に据えられた狐の像。右が口を開き玉をくわえ、左が口を閉じている。 安国密寺不動院*1の中、国宝の金堂の奥の納経所を抜けた先に福玉稲荷がある。 *1:広島市東区牛田