環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2019-01-01から1年間の記事一覧

対照な見え隠れ

上野池対岸の丑寅神社。池入口に近い参道に注連柱が一対。 片方には生い茂る木の枝葉と蔓が三面を覆って、正面の語句が読みきれない。大体は見えるけど元の書体が読みやすいからか。 逆に、もう一方の柱は「心鏡煒煌」の語句がくっきりと示される。面の白さ…

コンクリート注連柱

鳥居と遊歩道の間には、大正15年の注連柱が立っている。庄原町(当時)の上本町組による奉納 鳥居などは彩色を更新できても、石造物を新鮮な姿に手入れすることはあまりなされない。苔むしたり黒ずんだりする方がが期待されている様子。

朱の鳥居とその台座

弁天でもあり厳島明神でもあり。池の中の島や岬には、そういう赤々としたしるしを祀りたくなるのだろう。 丘の上に社殿があり、池畔に降りる階段の先に鳥居が立っている。「厳島神社」の扁額。反対側はなんだろう。 鳥居の脚は、そのまま池の底に立っている…

少し反る橋

公園入口の灯籠に架かる渡れない橋は「さくら橋」。 池を跨ぐ長めの橋は「弁天橋」。 これらの橋は朱色がしっかり定着している。長さがあると欄干の反りも自然に見える。

龍宮橋

その小島のあずまや「富楽」に通じる橋は「龍宮橋」。 角ばった欄干と、平坦な板敷が頑丈さを見せつける。たとえ赤い塗料が剥がれても。

楽を富ます東屋

鳥居と灯籠の間に位置する中華風のあずまやは「富楽」の額がかかる。「庄原市 四川省綿陽市 友好提携10周年記念休憩施設」という理由で作られた。 施設のできたのは平成13年で、友好協力協定は平成2年のこと。さくら名所100選と同じ時期。

シンボルとしての鳥居と灯籠

「上野池の自然と文化を守ろう」という言葉を添えた、ポイ捨て禁止の看板。 イラストには池の中に立つ朱の鳥居と、公園入口の池畔に立つ灯籠がある。この二点とも近づいて触れるものではなく、離れて眺める物、周囲の木々や湖面や地面も綺麗でないと成り立た…

令和元年のカープの碑

その芳名板の隣には、広島東洋カープからの記念植樹と「感謝」の記念碑がある。 同じ令和元年11月24日。公園の景観は少しずつ更新されていく。

次が5回目

橋を渡り、突端の厳島神社を過ぎたところの桜並木に真新しい芳名板がある。 今年の11月に設置されたもので、庄原さくらフェスティバルの記念植樹にあたっての説明と芳名が連なる。 近世に灌漑用の溜池として使われた後に、近代に公園として整備された上野池…

池畔の桜名所

県道から右に分かれる道から上野公園の入口がある。 入口近くに「さくら名所100選の地」の記念碑がある。日本さくらの会による平成2年3月3日の銘。もうすぐ30年。 www.sakuranokai.or.jp日本さくらの会のサイト内の、上野公園の紹介には「「備後庄原駅」下車…

上野池西端

合同庁舎前の道は東の「上野池」に通じるので「さくら通り」。 丑寅神社脇の切り通しを越えると右手に池が広がる。周囲に立ち並ぶサクラの木が枝を広げている。もちろん冬場には枝と枯れ葉しか見えないが、その分背後の池が見渡せる。

庄原庁舎

上野池に通じる「さくら通り」。県の合同庁舎の前を横切る。 バス停名は「備北地域事務所前」。単にこの名前だと三次市と間違えそうになるが、ここは三次ではない所の路線だから大丈夫。施設そのものは「庄原庁舎」や「合同庁舎」「庁舎」の呼び名が使われる…

昭和5年の火村霊神碑

もともと「火村塚」が祀られていたのは西本町(西浦)で、昭和5年に現在地に再建されている。 現在地の「宮ノ下組」によって石碑が建てられ、平成27年には宮ノ下長寿クラブによって説明板が立てられる。

火村か木村か

その交差点の南西、備北地域事務所の角に「火村霊神之碑」が祀られている。 福島正則暴君説話の一つで、のちの領主の浅野氏に都合のいいというか、悪役にしても咎められないためにそういう役回りで定着してしまう。手討ちにされたという木村が誤読して火村と…

永江橋

その交差点のすぐ東に「永江橋」という小さな橋がある。橋名の白い石も小さい。 県道に沿って流れる小川は駅に達する。 中古、庄原、新庄、宮内の諸村を永江庄と呼びしは、宮内八幡祠官の氏に由るといへり、 と、『芸藩通志』三上郡の村里を概説した中にある…

庄原駅前南交差点

駅前から工事中の県道231号を上ると、「庄原駅前南交差点」で県道422号と交わる。 東の上野池方面から見ると、まっすぐ422号が三日市へ向かい、横切る231号は駅と国道を結ぶ。

工事現場の仮設トイレ

道路の工事中、普段の歩道とは違う場所を仮の歩道に誘導してあるのでくねくねとした道筋。 工事車両も出入りする脇道にシートのついたフェンスがあり、仮設トイレを仕切っている。「仮設トイレ開放中」の表示。ただし和式

駅前からの坂道

駅前通りと、「庄原駅前」交差点と直交する通りは、坂道になっていて、市の中心部へ通じる。 拡幅の工事中で、さらに通りやすくなりそう。

庄原の駅前通り

備後庄原駅前を東西に通る道路が駅前通り。当たり前のようだけれど、広島駅はそういう向きではないから、規模の大小によるか。電柱に「庄原市駅前通り」の表示がある。同じ電柱にある看板は三次市の会社の広告。

本社の窓口への案内

バスセンターの西方、駅の正面に備北交通本社があり、 無人のバスセンターでは対応できない諸手続きの窓口がある。平日の日中に限るけど。 バスセンターがIngressのポータルになっていなかったので申請したのだけれど、本社も同じくらいの重要度だろうか。

待合室内

バスを待つ時間が長いなら、待合室の中で待つのが無難。 電光掲示板の発着情報あり、時刻表の掲示板ありで、乗る路線が分かっているなら不安はない。 初めて来た場合には、何に乗ればどこへ行けるのか、画面表だけでは難しいので、路線図付きの時刻表を手に…

近郊と遠隔

バスセンターの待合室から東隣が乗り場で、外に掲示板とベンチがある。 全路線の時刻表は室内にあるけれど、この掲示板には市内の循環バスと県立大学行きバスと高速バスの案内に絞られている。高速バスが広島市に向かった先の「新白島駅」が観光に便利という…

庄原バスセンター

工事中のだだっ広い駅前から道路向かいに見える黄色い建物は庄原バスセンター。 建物の周囲がバスの転回するロータリーで禁煙エリア。当然ながら一般車両のとめる場所ではなく、その奥に駐車場や喫煙所がある。

駅前のジグザグ

改札口を出てすぐ目の前が駅舎の出入り口。 けれど今年6月から駅前広場の整備工事が進められていて、工事現場を塞ぐように立つ看板が左手へ誘導する。通常はまっすぐ出られるところが、迂回路によってバスセンター寄りに外へ出る。

階段への矢印

備後庄原駅の駅舎は線路の南側にあり、改札口正面の乗り場と、跨線橋で通じるホームの乗り場とがある。 跨線橋手前の足元には階段を行くことを示すジグザグの矢印が引かれている。

庄原から東の方面

庄原ライナーの列車は、備後庄原駅に到着すると「回送」の表示に変わるけれど、さらに東へは「備後落合」行かがある。 ホームの足元表示に「備後落合方面」とあったり、跨線橋には「東城 新見方面」という表示もある。

庄原ライナーの起終点

その庄原ライナーの終点「備後庄原駅」にも、当然ながら全線運転再開の横断幕がある。駅前を背に、連写の中から見える位置。 芸備線 備後庄原~広島駅間 快速「庄原ライナー」の運転について:JR西日本[広島][交通]あと二日分2019/12/05 23:46

臨時の庄原直通

芸備線の復旧を受けて、土日祝日限定の「庄原ライナー」が一日一往復ある(期間限定)。 沿線に「祝復活」の横断幕があったり、駅にも「全線運行おめでとう」の幟が見られた。

戸島川から江ノ川へ

向原駅を過ぎて芸備線の車窓から戸島をながめる。戸島川沿いの平地に田畑が広がる。川は細いので水面は見えず、時折跨ぐ橋が堤防より高くて目立つ。 平地が狭まるあたりから甲田町小原に移り、吉田口駅を過ぎる。 西から流れる江ノ川本流に戸島川が合流する…

古墳の西方

戸島大塚古墳は向原町の北部、江ノ川支流の戸島川東岸の山の中にある。 古墳に通じる道は舗装されていて、さらに奥の滝の観音への道でもある。現代の墓地の近くから麓を見ると、川は平地を隔ててやや離れている(下流でだんだん狭まる)。川に近い水田の一部…