環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

去年の大文字

可部の高松山の大文字の灯りは、昨年は行われた。土砂災害後の休止よりも長びかなければいいけれど。 可部駅近くから根谷川沿いを辿って、北の高松山を眺めると山腹に「大」の照明が浮かぶという光景。可部の盆地を京都に見立てる意識の原因か結果か。 可部…

祭りを見下ろす明かり

広島護国神社の社前の広場に祭りの出店が居並ぶと、出店の中の灯りとそれを取り巻く提灯の列からなる明かりが人だかりを照らす。 そういった低い位置の明かりだけでは石鳥居の全体は見えにくいのかもしれない。鳥居そのものに照明を設置して、高い位置から周…

街灯に追加の照明

横川の商店街を照らす四角い街灯は、歩道と車道の波打つ境に立つ柱から車道を見下ろしている。 普通の道路の街灯としてはその明るさで十分かもしれないが、街灯の柱と柱の間にたくさんの明かりが吊るされてさらに明るい。路面を照らすというよりも、道路両側…

桜巷の投光

見上げる高さの桜の花に、低い位置から照明があたる。 光が強いと花の色がよく分からなくなるので少し外れた場所の花でちょうどいい濃さを探す。 それとも、光が当たってくっきり影を見せる枝振りを見るべきなのか。

足元の照明

夜桜を見る開園時間の夜に向けて、照明のいらない夕方からだんだんと薄暗くなり、園路の脇の照明が目立ってくる。 すっかり暗くなった後は、正面の大路を照らす明かりはほとんど道の真ん中に届かない。

春の夕暮れの園路

今年は実施できなかったが、「夜桜特別開園」により普段なら閉園している夜の時間に散策できる期間がある。 現在の、「密集を避ける」ための通行規制ではなく、照明の行き届かない場所に観衆が散り散りになるのを避けるための「通行止め」が行われていた。

六カ所の四阿

あずまやという表記を、さらっと「四阿」と書くか「東屋」としておくか、ひらがなに留めておくか、迷いがちではあるがここでは「四阿」と案内に書かれているので迷うことがない。 園内の案内図が掲示され、使用禁止となっていた四阿にバツ印がついている。意…

藤棚の囲み

県立美術館隣の一角はフジやアジサイの時期に賑やかになる場所。 今年ばかりは人だかりをつくることは難しくなっていた(今年だけで済めばよし)。 もともとあるテーブルやベンチが使用禁止となり、藤棚全体がロープで囲まれた。

長い木のベンチの真ん中

縮景園の園内にはあちこちに木のベンチがあるが、5月半ばに開園再開となって以降、先月6月末の時点ではベンチや四阿の使用は控えるよう呼びかけられていた。 この長い材のベンチの場合は、「間隔を開けてご利用ください」とあり、一律の使用禁止ではなかった…

太い木の椅子と机

細い材を並べた椅子と、一本や2本の材だけの椅子、どちらが座りやすそうかと考えると隙間の少ない方を選ぶだろうか。どちらも汚れてないとして。 上は大師寺(海田町)の楼上、下はみずとりの浜公園内。 高い所でも低い所でも、ゆっくりくつろげる安定感が求…

30本の木材

本川の西岸、「楠木の大雁木」近くの緑地にある木製のテーブル。 高くないので座るものでもあるか。先ほどの椅子と同じく、同じサイズの木材を隙間を開けつつ30本並べて固定されている。年月を重ねているので黒ずんでいる、または苔むしている。

7本並ぶベンチ

はなのわ2020の会場に置かれた木製のベンチ(接合は金物)は「第53回全国木材産業振興大会記念」で一昨年作られたというプレートが付いている。 白い木材は間柱か何かの切れ端だろうか、隙間を開けて7本並べた座面は雨晒しでも乾きやすそうで軽快な印象。

雨後の木のベンチ

同じく公園に設置されているベンチに、背もたれのついた木製のものがあり、 設置場所がジメジメしていなければ座りやすい。むしろ樹脂製の窪んだ座面に砂埃が溜まっているのよりも綺麗に見える。 公園の外側(歩道側)に背もたれが向いていることが多いので…

湿地に面したベンチ

中央公園の北側にビオトープがあり、5月ごろは菖蒲などが咲いていた。 茂みに向かって置かれたベンチは木製でずいぶん古びたものもある。それに並んで新しめなものもある。壊れたものから更新しているのだろう。 間に肘掛けが無いタイプで、それも含めて古そ…

公園の古そうなベンチ

公園のベンチは固定されていて、野ざらしでも大丈夫な素材を使っているだろうから何年も十数年もそのままの姿を見せている。 上は祇園、下は横川のとある公園のベンチ。樹脂製で脚と座面が一体のシンプルな形。木製よりも汚れが目立つ。設置してある場所によ…

向原のベンチ

市街地から離れた場所のバス停ベンチは、統一感なく複数の長椅子が寄り集まって生活感という情趣を出そうとする(寂寥感のみのこともある)。 向原の県道広島三次線の路傍に屋根付きで3つのベンチがあるバス停。背後の看板は自衛隊の募集で「可部募集案内所…

霊火堂前のベンチ

消えずの火のある霊火堂は、山頂に向かう途中で一休みする場所となっている。昔はそこが目的地だったのだろうけど。 なので平常の昼間はこの広場に人が絶えることがない。誰かしらお堂の中にいて、誰かしらお堂の前に腰を下ろし、ベンチに背を預ける。 「カ…

錆のない火の用心

山上の所々で見かける、反りのある山形をした金属製の立札。 「毘沙門堂」と「不動岩」を説明するこの鉄板は地面に落ち錆も激しくて痛々しいが、白い文字ははっきり読める。 山頂展望台に向かう途中の道しるべの脇には、鉄骨にしっかりと固定された「火の用…

「たき火厳禁」の上に

弥山登山道の傍に白い看板があり、「火災予防のため たき火や火器の使用はできません 広島県」と書かれている。その下地には「たき火厳禁 (以下数行の言葉)」と書かれていたようで、白く塗りつぶされている。「たき火」以外の火器使用が目立ち始めた時期の…

宮島の消防団車庫

消防団の車庫のシャッターに「廿日市市消防団第22分団車庫」と表示してある。 写真は平成19年。現在からは年が離れてしまったけれど、廿日市市になってからすぐというほどでもない。シャッター前に「宮島町消防団 東分団」と表示された台車があった。

剥落のない看板

ロープウェイ乗り場の脇で観光客に向けた火気厳禁の看板。タバコの投げ捨ても焚き火も滅多に見ないものになったが、起こってしまうと被害は甚大。 丸みを帯びた字が方形に収まって目立っている。「た」や「宮」の線が短くなっているように見えていても欠けて…

干満の岩

弥山山頂へ向かう道の途中、大日堂近くに「干満の岩」があるという道しるべ。 看板の文字が剥がれたあと貼り直したもののようで、漢字もローマ字表記も変化がないようだけど位置がずれている。そして既に剥がれ落ちている字が多い。 『芸藩通志』では「潮石…

「の丘」

八千代の丘美術館は土師ダムに近い丘陵上にある。 ほかに「○○の丘美術館」を探すと、岩手の「石神の丘美術館」、新潟の「弥彦の丘美術館」、栃木の「いわむらかずお絵本の丘美術館」があり、webページ上位に出やすいのは石神の丘。 弥彦の丘は弥彦神社向かい…

「の」前がカタカナ

現代になってできた道の名前(地名)が、ことさらに古めかしさを出さない限りは、助詞はひらがなで落ち着くだろうし他の表記に揺れることもない。 「山マユの森ルート」という表記ならなおさらカタカナの「マユ」の直後にカタカナの「ノ」を使うことは無いだ…

宮の下バス停と宮ノ下バス停

和木町役場バス停の次は、「宮の下」バス停。瀬田八幡宮の尾根の麓に位置する。 いわくにバスはひらがなの「の」、あいあいバスはカタカナの「ノ」。どちらが正しいというものではなく、それぞれの路線の体系において不自然でない文字が優勢になる。どちらか…

蜂が峰のキャラクター

二時間かけてたどり着くというほど遠くはないけど、和木町の蜂が峰にはゴルフ場や多目的公園が広がる。 総合公園のキャラクターは「ハッチ」。スズメバチではなさそう。 マンホールや顔出しパネルなど出番は多い。

蜂が峰にも行くバス

和木町のコミュニティバスのバス停にもハチのキャラクターの姿があった。それを見たのは平成24年。改正されてすぐの時刻表が貼り付けてあり、それ以前からあった説明や路線図はとくに見せなくてもいいという判断のようだった。 www.town.waki.lg.jp現在も和…

蜂が峰のキャラクター

二時間かけてたどり着くというほど遠くはないけど、和木町の蜂が峰にはゴルフ場や多目的公園が広がる。 総合公園のキャラクターは「ハッチ」。スズメバチではなさそう。 マンホールや顔出しパネルなど出番は多い。

鉢合わせを避ける

そのスロープの脇には細い道が通じていた。空き地の中を縫って踏切前の道路まであり、開発される途中経過をあらわす、線路沿いの原っぱの風景。(3年前) そんな道に蜂が出現していたため封鎖されていた。ラミネートされた緑色の注意書きには、「ハチ」の字…

折れるスロープと8段の階段

9年前に向洋駅北口が開設された。 kanototori.hatenablog.jp 駅前ロータリー地面よりやや高い位置にホームがあるので、8段の短い階段が改札口正面にある。 緩やかなスロープがその高さに届くように、右に進んでから左に折れて正面に達する。