環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2014-01-01から1年間の記事一覧

台所の窓

吉川元春館跡には、焼土のある土間を中央にもつ東西七間南北四間の建物跡が見つかっていて、台所跡との推定のもと復元されている。( 吉川氏城館跡―中世安芸の城と館 (日本の遺跡)p70)土塁の南端に近く、背後に水路が控えている。 かまどには入口から広く光…

欄干の縦縞

支流の中津岡川には新幹線の高架の下に「中津岡大橋」ほかが架かっていて、水管橋など多数の橋が連なっている。 すぐ下流側の古めの橋(名前は見当たらず)、永慶寺大橋と似たコンクリート製欄干を持つ。同じように六つずつある穴の中は縦縞で、横線が無いぶ…

永慶寺大橋

永慶寺川河口近くでは国道2号が「永慶寺大橋」を通る。「藤掛橋」や「榎浦橋」と同じように車道専用の橋の隣に歩道橋が並ぶ。 西詰は車道の橋の末広がりに沿うように歩道橋もカーブする。 コンクリートの欄干の中に格子窓が六ヶ所。よいアクセント。

出合橋

中津岡川は北から南へ流れ、北東から流れる永慶寺川と合流する。普段の水量の少ない川同士が合わさってやや広い川筋になる。 合流点直前の位置を通るのが「出合橋」。

中津岡川への排水

同じく大野町を流れる永慶寺川水系の中津岡川。毛保川同様に溜まった土砂の中を少ない水量で流れる。 その護岸の所々に排水管が口を出し、わずかながら水が集合流する。管の向きや長さはいろいろ。 直下に本流が流れていない所では支流のような流れが生まれ…

毛保川護岸

妹背の滝から大野瀬戸に注ぐ毛保川。国道2号は「妹背橋」を通り、その北の新しい道には「新妹背橋」もある。 東岸の「大野中央」が西岸の「原」よりも新しく街区整備がなされたので、川沿いの道も橋同様に新しい。 川の底にも護岸にも改修が加わると時間の差…

根元のつなぎ目

三つの橋のうち、中榎之浦橋は平成12年の地図*1に載っていなかった。 橋そのものの歴史が浅くとも、その中の変化は若干あるらしく、欄干に絡まっているカーブミラーの根元には別のものが立っていた痕跡が二箇所。 川沿いのガードレールは、もともとの護岸の…

中と下

「榎浦橋」と「榎の浦大橋」の間には二本の橋が架かっている。「中」と「下」となっているので、国道2号は「上」の扱いか。 河口部近くには「しもえのうらはし」。ガードレールには漢字表記を見かけなかったものの*1、市販の地図では「下榎浦橋」。 その上流…

国道2号の榎浦橋

可愛川の河口部付近では「榎浦橋」が国道2号を渡している。さらに沖には「榎の浦大橋」*1。 コンクリートの欄干は両脇とも現役ながら、外側に「榎浦歩道橋」が加わって車道専用の橋となっている。 親柱には反射材が付け加わって夜道を目立たせる。 *1:http:/…

中平良橋

廿日市市を流れる可愛川に架かる「中平良*1橋」。住居表示では「上平良」で、川下の「下平良」に近い位置なので「中」。 新旧の橋が上り下りの車線を分担している。昔は片方の橋の幅で十分だったということか。 古いほうの欄干は、それを挟むガードレールよ…

欄干ひとつ

袋町小学校の西側には旧校舎の平和資料館あり、市民交流プラザあり、ジュノー広場*1ありで、人によってその場所を指すときにどの施設名を使うか一定しないが、大体どれでも通じればよし。 花壇の中に立つ石の塊は被爆時の元安橋の欄干のひとつ。昭和58年の河…

花と手水鉢

本川西岸沿いの道路に、本川小学校が東門を向けている。 夾竹桃を背にして花壇と石の塊がある。「被爆手水鉢」の立て札とともに。 学校の沿革:本川小学校紹介のページ 「学校の沿革」に「19,7 原爆ドームのそばで被爆した手水鉢を東門入り口に設置する。…

鳥居脚部のモニュメント

中央公園内、こども文化科学館近くに展示されている鉄筋コンクリートの塊。一部の角から鉄骨が見える。 広島市青少年センター設置の説明板がその物の上に乗っている。 「昭和46年この公園内を南北に走る下水工事中現位置より北約20メートルのところで発見し…

瓦のモニュメント

同公園内の追悼平和祈念館の地上部分。 8時15分をあらわすモニュメントの周りには、出土した被爆瓦が敷き詰められている。石もか。

被爆石の石畳

平和公園内にも「広島市役所旧庁舎の被爆石」が使われている。国際会議場の石畳の一部なのでそれと知らず踏み越すこともあるのかも。文字の薄れ方が人通りの頻度をあらわすか。

大手町の歩道

歩道の舗装では点字ブロックが目立つような色になっている場合が多い。地味に白いブロックの場合もあるけれど。元安川東岸の道路には被爆石を一部に用いた歩道がある。この場所の被爆石ではなく、旧市役所庁舎のもの。 「この道路の歩道は、被爆以前の町並み…

経年の濃淡

あらたに歩道になった部分の工事から二年、それ以前からあった歩道との違いははっきりわかるくらいに白い。 繋ぎ目の部分が明暗はっきりしないのは、ちょうど毎年木の実と落ち葉が溜まる所なので茶色に染まりやすい。 すぐ北は遊具のある公園部分なので遠く…

歩道の無かった所

平成24年に「道路をなおしています」として安川緑道の一部の工事がなされた。「安佐南3区157号線道路改良工事」という名称。 畑と化していた部分が造成され、寸断されていた歩道部分がつながる、という工事。

緑道の高低差

安川緑道を横切る道路は、緑道の両側を通る道と同程度に細い。両方に向いた「減速」の道路標示が所狭しと並ぶ。 車道よりも高い位置に緑道内の舗装はあるが、緑地そのものは旧河道(暗渠)を囲むような谷間に下りる。 遊歩道はたいてい一番低い位置ではなく…

地図上の緑道

祇園店と国道の間には広島銀行の祇園支店が位置する。平成20年から現在の建物で営業。国道には横断歩道橋、東に伸びる道路は祇園新道とまっすぐつながった。そのまま銀行前・ゆめタウン前を西へ抜けようとすると安川緑道が道を阻む。 仮店舗のあった公民館前…

旧生活館前

祇園店リビング館の跡地にはマンションが建ち、ファミリー館との間の道は幅が広がった。 旧安川緑道*1が店の西沿いに通っていて、それを挟んで区役所の祇園出張所が位置する。2階には祇園町商工会。 祇園町時代の役場のあった所なので「庁舎前橋跡」の碑が…

渡り廊下と下

渡り廊下で結ばれたその両館の間には細い公道が通っていたので、それぞれの出入り口には飛び出し注意が呼びかけられる。

祇園店の別館

平成23年までゆめタウン祇園店には「ファミリー館」と「生活館(リビング館)」の二棟があった。さらには国道沿いに立体駐車場を備える。 渡り廊下は2階と3階とを結んでいたので途中に階段があった。 南側の生活館が取り壊されてからは下祇園駅から遠ざか…

西条のゆめタウン

祇園と同じように(それ以上にか)、西条のゆめタウンも目印になる規模を備えて目立つ看板と地図上の広さを持つ。 駅前の詳細な案内図では店名が載らず「ショッピングセンター」となるものの、 ウォーキングマップではルートの曲がり角にあたるので具体的に…

イズミ

長束陸橋の看板の「いづみ」とは別の、スーパーマーケットの方の「いづみ」は祇園の電柱にその名前が見られる。「出づ」+「水」で「泉」。 施設名としては「ゆめタウン」。町内なら「旧道イズミ入口」のような言い方で場所の説明にも使われる。

長束陸橋の下

県道277号が太田川放水路の新庄橋を通る手前のあたり、堤防と小学校方面を結ぶ「長束陸橋」はもっぱら通学路として使われている。 陸橋の土台に貼ってある看板は「注意 とびだしはやめましょう」とあるものの、ほとんど色が落ちていて広告部分の「いづみ」が…

長束西の看板

山本川の支流の谷川に沿った細い道。 小中学校の通学路でもあるとなると、とび出し注意の看板は直接子供に対しての呼びかけとなる。 見得を切る警察官の「とびだすな」というイラストはPTAによる設置。警察自体が設置するときは警察官の絵は使わなそうな気が…

看板と地蔵

山本一丁目の東のあたりの十字路の角に「子供とび出し」を「注意」して「徐行」を呼びかける看板がある。 下方には、さらに大きく「左右注意」と書かれた看板と石地蔵。 歩道が分かれていない、公園が近い、幅広の県道長束八木線が近いといった要素が重なる…

八木の看板

その看板には「八木・バイパス」と、目立たない中黒点があるので、「八木バイパス」ではなく佐東バイパスを単に「バイパス」と呼んでいたらしい。いかにも地元らしい。 通りかかったのは平成18年。ごく普通の住宅地の路傍の看板を目にしたくらいで通り過ぎ、…

新道経由

その期間、線路近くを通る路線バスも迂回運行を余儀なくされ、可部を経由する多数の路線が佐東バイパス上の普段とまらないバス停を通っていった。 普段からバイパスを通る路線は少なく、広交は上原・南原研修センター、広電は三段峡、JRバスは大朝・星が丘・…