環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

天王神社境内の水準点

同じく神社で見かける水準点。 安佐北区亀山の天王神社境内のものは四方に石のあるタイプ。 錆の目立つ立て札は、地御前のものより古いようで、「基準点を大切に 一等水準点 建設省国土地理院」とある。 標高は31.4mで、地形図ではここにあたる。

地御前神社境内水準点

地形図*1を見ると、地御前神社の近くに水準点の記号(四角いの)があり、2.9mとなっている。 設置してあるのは拝殿の北側、境内社の恵美須や石碑が並んでいる空間の手前。 「大切にしましょう」という立て札の下にある四角いコンクリート。神社の境内ではおな…

外宮橋

地御前社 地御前村にあり、本殿神六座、客殿五座、祭る神、厳島に同じ、厳島外宮と稱す、社は山を負ひ、海に臨み、厳島と相去る三十六町にして、海を隔て相對す、此社、地かたに在るを以て、地御前と稱す、 『藝藩通志』巻五十三 同書巻五十一の村里の項目に…

地御前神社鳥居

神社の正面に立っている石の鳥居は明治三十二年に奉納された物。 拝殿との間には車道が通り、鳥居と海の間には宮島線と国道2号。フェンスに「線路横断危険」と注意が付いているので、フェンスの無い頃は気軽に渡っていた様子。 海側の扁額は「厳島外宮社」、…

地御前駅

大正14年7月15日に地御前駅が広島瓦斯電軌宮島線の終点として開業する。それまでは国鉄が村内を通過するのみだった。 同年に書かれた「地御前村基本調査」に、 同線は村の東口宮内川より鉄道と並行して走り南町に至る。是より同会社所属の自動車にて火立岩連…

南町踏切

広島電鉄宮島線地御前駅そばの踏切は「南町踏切」。北に進むと公民館やJAが立地する旧街道沿い。 山陽本線の「宮内串戸駅」と宮島線の「宮内駅」は少し離れているが、宮島方面に進み「JA広島病院前駅」あたりで接近する。「地御前駅」をすぎて地御前神社近く…

廿日市町

廿日市市の地御前駅とその周辺は「放置自転車整理区域」となっていて、「廿日市町」のころからの古びた看板も「交通の障害になりますのでこの附近に自転車を放置しないで下さい。」とある。 「地御前駅」は大正14年に始まる。その時は「地御前村」。 昭和31…

トンネルの駐禁

吉浦駅の次の川原石駅は階段の上の小さな駅。 駅の下を通過する車道も小振りなトンネルで、「けたに注意」の表示が。 さらに大きめの文字で「トンネル内は駐車禁止です」との注意。やはり駅のそばだからそういう例が多かったんだろうか、車一台が塞いだらえ…

鳥居の前

麓の大きな鳥居。 脇の玉垣は明治百年記念の物。そこに見える注意は「車庫前につき駐車禁止」。 白と黒の自転車の置いてある間を覗くと「お願い」があり「参拝の邪魔になりますので鳥居の前に駐車しないで下さい」という文。「駐輪」ではない。 掲示板にはっ…

石で整備

その石段の端に石柱が並んでいて、それぞれに「金壹百圓 ○○」という寄附者の名が刻まれている。 石柱の背に手すりがわたしてあり、ところどころ縄でくくられている。 昭和15年*18月設置の石板に「皇紀二千六百年記念 参道張石階段改築當時の總代」として27人…

吉浦八幡神社の社叢

map:x132.52755y34.260347:hybrid:w450 同じく呉市指定天然記念物の社叢があるのが、 天応の南隣、吉浦の町の中心近くにある八幡神社。 その立地は西から伸びる丘陵の先端で、古く海に面していた南と東斜面は急斜面が広いので崩壊対策がなされている。 アラ…

田中八幡神社の社叢

フジノキが天然記念物に指定されたのは昭和40年10月1日。 クロガネモチ・アベマキ・モッコク・クスノキなど、境内の社叢全体が指定されたのは昭和42年10月1日のこと。 もともと海岸に近い土地であったのでモッコク*1が多い。ここから海側には「濱崎新開」が…

田中八幡神社の藤の木

社殿の裏手、境内社の稲荷のそばに白い説明板がある。天応町が呉市になってから十年後の設置。 呉市指定文化財 天然記念物 田中八幡神社のふじの木 幹回り目通り二m、高さ一五m、枝張り東南北二〇m。ふじの木としては稀に見る老樹である。 芸藩通志によれば…

田中八幡神社玉垣

ふだん、なるべく記事中に企業名など入れないようにしとるわけですが、 たまに言及すると、初めて見るようなリンク元が出てきたりする。 そのサイトのように、多彩な実用的なデータの中にブログ記事を混ぜているのはともかく、 中には自動でかき集めたブログ…

天狗城・天狗崎の麓

上は天応山から北を見たところ。 頂上付近の岩肌が特徴的な「天狗城山」。その西を広島呉道路が通り過ぎ、海に延びる「天狗崎山」などを分断する。 JR呉線とそれに並行する国道31号に沿って進むと、大屋川をこえたあと、セーラー万年筆の工場の背後に聳える…

天応山

天応の町の中心部と天応駅(天応塩谷町)を隔てる天応山。 駅を出て直ぐにあるトンネルと、広島呉道路(クレアライン)が通過していて、切通しには陸橋が渡されている。 フェンス越しに見える銘板に「天應山陸橋」と。