環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

両岸の説明板

広島駅側には猿猴橋欄干復元についての説明板、対岸にはそれより以前からある「西国街道と猿猴橋」の説明板。 近世の橋の痕跡は無いだろうから、添えられる写真は、今のコンクリート橋の変遷。どうせなら町絵図の橋の絵などもほしい。

花崗岩のモニュメント

猿猴橋の広島駅側には、平成28年の復元の際に造られたモニュメントがある。 復元前の親柱と欄干を使って説明板と共に立つ。 金属供出前の姿を復元したことで、黒との配色が目立つことになり、被爆時の石の橋の姿は説明板の写真で補足されることになった。原…

白い橋と赤い幟

親柱の復元された猿猴橋は、白と黒の映える名所として若返った土木遺産。 駅前が今後さらに変わっても、当分はこの橋は残ることが想定される。 川岸に並ぶ稲荷めいた幟は「えんこうさん」が協賛者名付きで彩る。

橋の間の枝垂桜

猿猴橋より下流側がウッドデッキの遊歩道で、猿猴橋と駅前大橋の間の小さな広場には猿猴橋親柱のモニュメントと、記念植樹のシダレザクラが並んでいる。 広場から眺めるも良し、駅前大橋に上がるスロープから見下ろすも良し。

木の道と桜

駅前の川は、船着場を除けば親水の空間は無くて通り過ぎる遊歩道。長くとどまって時間を過ごすには狭い。見下ろすよりも、木やビルを見上げる景観。 駅の対岸側の遊歩道はウッドデッキ様で、桜並木や記念碑がくいこんで道をジグザグにする。 そこから川へ降…

駅前の川の駅

そんな川岸にも川面に接する階段はところどころにあって、駅前大橋たもとに設けられた川の駅の遊覧船乗り場は白く目立つ岸辺に階段が広がっていふ。 縮景園経由の平和公園行き遊覧船は白島まで川を上って本川を下る。平和公園まで1500円。 運営元の表示は重…

猿猴橋の前後

駅前大橋のような幅の広い車道を持ち、堤防よりも高い位置を跨ぐ橋でないと、下をくぐる道は設けられず、 猿猴橋にしても荒神橋にしても、橋のたもとは傾斜の急な岸があるばかり。

駅前大橋の下

広島駅の南口から吉島方面へまっすぐ通じる駅前通り。最初に渡る橋が「駅前大橋」。 両岸とも、橋の下をくぐる道が設けられている。親水の意味合いは薄く、単なる通り道。 水面に近い高さに降りるため、スロープの手前に「こんな時は通らないで!」と注意書…

空鞘橋くぐる道

堤防の高さかそれよりも高い位置に橋はかかっている。 空鞘橋の上流側も下流側も親水護岸として整備されている。遊歩道が橋によって途切れることなく、下をくぐる道で繋がっている。 公園広場に近い上流側は緑の面が広く、文化施設の裏手の下流側は繁茂する…

説明板諸相:基町堤防の経緯

堤防の上に設置された看板は、河岸緑地の利用者に向けてのもので、 堤防内側下に立っている白黒の看板は、堤防そのものの説明板。福島氏時代から戦中までを第1段落、戦後復興から現在の緑地整備までを次の段落としている。 先ほどの看板は太田川河川事務所…

公園寄りの河川敷

空鞘橋東詰は中央公園の西の端。 その河川敷は三篠橋付近よりも広い緑地で、休みの日を憩う人たちで賑わう。 色落ちのない真っ黄色な看板が、「河川敷利用マナー8箇条」を載せている。ゴミ・騒音・乗り物・火気など種々の注意事項がまとまっているが、最後が…

基町河岸の注意書き

基町高層住宅に接する本川河岸。北には三篠橋、南には空鞘橋。 堤防上の歩道と、その周りの緑地は、自動車の行きかう道路よりは安全な遊び場とはいえ、川の流れに近づきすぎると危険な場所。階段入口は柵で塞がれ、基町地区安全推進連絡協議会による注意看板…

広い河岸の使い道

その橋の工事の為に資材置き場に使われる河岸緑地。 橋脚に資材を運ぶ入り口になるので工事中の出入りが繁くなる。橋の下をくぐる歩道と交差する形。

耐震補強工事1と3

三篠橋の耐震補強工事は、東側の橋脚から工期を分けて施されていて、 平成27年半ばまでの「その1」は「橋脚を補強しています」のタイトルの立て看板で案内されていた。補強工法の解説の写真も看板になっていた。工事費は「1億9900万円」。 平成29年半ばまで…

三篠橋東岸

さらに上流、本川から天満川が分かれる前の旧太田川は川幅が広い。 三篠橋東詰近くの川岸はボートが何艘も繋いである。ゴミが溜まりがちな地点。 岸の上は緑地と遊歩道。橋をくぐって南北を行き来する道でもある。

雁木だった所

平和公園の東西の川岸に多数残る雁木。 特に大規模だったのが原爆ドーム前の幅の広い階段。今は親水施設として手を加えられているので、雁木部分は狭く、張り出したテラスや記念碑の空間が中心となる。 それより下流に残る、川筋と並行する雁木の下は、消波…

植え込みの細道と雁木

川舟の荷揚げ場の「雁木」は本川・元安川・京橋川の上流各所に残っている。 慈母観音付近の雁木は幅が狭く、関係者以外立入禁止としてカラーコーンで塞がれている。 完全に柵で塞がれていないところが、まだここは現役で使われているのだと知らしめる。

緑地と歩道の境

元安川東岸、平和大橋に臨む堤防上の緑地には慈母観音像が高く据えられていて、歩道と川岸との間に緑地の空間を広めに持っている。 観音像の背後で歩道と緑地を区切っているのは「自転車等放置禁止」のため。立ち入り禁止という意味合いではないものの、歩道…

養生の手前

緑地の整備が済んだ直後のため、堤防の上に上がる階段に、芝生の養生中であることの注意書きが下がっていた。 しばらくすれば草の生い茂る自然な感じの雑然さが生じるだろうけれど、しばらくは弱々しい園地に見えてしまう。

榎町の舗装遊歩道

広瀬町地区からさらに下流、榎町の堤防も整備されていて、樹木や石灯籠は残しつつ、幅の広いアスファルトの道が作られていた。 緑地帯というよりは、自転車道のような通りやすさ。

中広町の天満川

広瀬町地区では、そのように既存の堤防上端に継ぎ足すくらいの工事ですむが、 対岸の中広町では、川底から新たな擁壁を積み上げた姿が真っ白に広がっている。

嵩上げ後の天満川堤防

「天満川広瀬町地区外堤防工事」の名称で施工された工事は横川新橋から中広大橋を経て広瀬橋までの約1kmの範囲。住居表示上は広瀬北町と広瀬町と西十日市町の一部。大まかに「広瀬」一帯。 「イメージ図」に示される通り、コンクリート製の擁壁を継ぎ足した…

天満町の堤防

広島市内の河川堤防は多くの区間で公園緑地として使われている。 単に通り過ぎる道と捉えると、公園が少ない街と思えてくる。 公園は公園として使いつつ、高潮に備えて堤防工事が各所で施されている。 横川新橋から天満川下流の堤防工事が昨年なされた。 晴…

向こう岸が迂回路

多治比川東岸の道は「市道 西土手・左円線」で、ここに面する民家で上水道工事がある際は、車両通行止めの場合川向こうの道路が迂回路となる。 どちらかの道だけを通り慣れていると、反対側の道は未知の道かもしれない。

通学路のくびれ

その多治比川西岸の道は、Google ストリートビューの車も通過できる、舗装の整った道路。 稲田橋側から見ると、道路に張り出した小屋によってそこだけ急に道幅が狭まっているのが目立つ。 稲田橋側からも、国道の吉田橋側からも、「通学路減速」の白線表示が…

川岸のラクウショウ

稲田橋の上手は川床が段になっていて、その辺りで西岸の道路幅がくびれて狭い。小屋が突き出しているからだけど。「対向車注意」と上手に向かって呼びかける。 その道路に赤い葉を散らしているのが、市の指定天然記念物「吉田のラクウショウ」。説明板では単…

多治比川堤防

江ノ川支流の多治比川は安芸高田市中心部の吉田を流れる。 両岸が舗装されていて、立ち並ぶ民家の生活道路。上流から国道54号、県道29号、県道318号がそれぞれの橋を通っている。 国道あたりは道が高く、下流に向かうにつれて胸壁が高さを増す。低いところで…

堀の外の口

流れのある川ではなく、お堀や池から水路へ水を引き込む取水口。写真は三原城。 堀の水位が上がったら水路に流れる。口の横だけでなく上面にも金網が大きな物体の流入を防ぐ。

取水口

安佐北区亀山の小さな川(大井手川)から引いた水で周辺の水田を潤していた。 年々耕地が減っていき、住宅地の中の用水路は交通の妨げになりがちで、整備された街区に沿って暗渠化していった。 川から見える用水路の取水口は、大概が暗渠への入口となるので…

大竹市の水路

大竹駅から大瀧神社方面へ向かう途中、白石一丁目の水路に泳いでいるコイ。 コイを大切に 育てましょう。 釣ったり、掬ったり することは 厳に慎むよう 御協力下さいという、注意看板。「掬」と「慎」に振り仮名がある。 青い字が薄くて不安があるが、「お願…