展示の半ば、『高等学校と考古学の「今」』の章では、歴史民俗資料館と地元高校の連携事業が紹介される。
平成30年から令和2年にかけて実施された課外活動から「七ツ塚第5号・第6号古墳測量図」が作られている。「限られた古墳しか詳細な測量図が無い史跡 浄楽寺・七ツ塚古墳群の貴重な基礎資料としての活用が期待できます」と意義づけられる。
案内図上で目立つ9号や10号には図解のついた説明板があるが、付近に点在するたくさんの円墳の一つ一つについて違いを知るのは難しい。測量の経験がある生徒なら細部の違いが染みつくのだろう。