環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

尾道の像

小林和作像 尾道市立美術館の小林和作像は屋外の壁を背にして立っている。 もともとは別の場所にあったものということで、尾道市街地の只中に始まり、平成20年より山上へと立地を変えている。 尾道 小林和作像は美術館へ

参道の手前

厳島神社参道は、桟橋の先にある堤防沿いの広いような狭いような道。観光客で賑わう時は山沿いの道に迂回しようかと思うくらいには人の流れがある。 その手前、フェリーターミナルの外の広場は大体鹿が休んでいる。木陰のある緑地にうずくまる。 平清盛像は…

像だけのある広場

下関市民会館の外、シーモールの向かいにある広い段。 浦山一雄氏作の銅像が等間隔に立つ。 道路向かいの二階廊下からもよく見える。

公園内の銅像

中央公園内には各所に銅像やモニュメントがある。比較的新しく設置されたものもあれば、工事によって位置を変えるものもあり。その像のある風景がいつのまにか過去のものになっていたりする。 比較的古くからある銅像は、公園の園路を塞がないような位置の植…

説明板諸相:学校と歩道の間

幟町中学校は縮景園の隣。広島駅から歩いて縮景園や美術館に向かう時に右手に見かける。 歩道は「文化の道」の一部なので通りやすい幅(橋の近くでは狭いところもある)。学校の敷地は一段高くフェンスと木が守る。合間にモニュメントがあって説明板は歩道脇…

青白いウサギ

発光によって浮かび上がる白兎は、周りの暗さによってさらに白さを増す。 グリーンアリーナ南庭に施されたイルミネーションは何頭ものウサギの姿が中心にあった。 平和大通りからやや離れた公園はひっそりしていた(昨年12月)

白の強調

姫路市の消火栓の蓋は白が目立つ。 鳥と花に白が鮮やかで、空の水色と葉の緑色は控えめ。

波の中の飛ぶ鳥

広島駅近辺にはカープのマンホール蓋があり、宇品の電車通り沿いにはカモメをあしらった蓋がある。 水色の地に波打つ線が太い。翼を広げたカモメが右・左と交互に配されて四羽。

円弧の集まり

kanototori.hatenablog.jp 旧三次市の市章は三つの円弧で出来ている。 それを中心に据えた蓋は、周囲の紋様も弧線が組み合わさって滑り止めになる。

熊野の直線

熊野町の町章|熊野町 熊野町の町章は「マ」を九つで「クマ」をあらわして三角形を作る。真ん中の三角形は「の」をあらわすと言われてもよく分からないけれど、蘊奥を感じさせなくもない。 マンホールの蓋の真ん中に町章、スポークのように熊野筆の直線が周…

防府市の蓋2種

www.city.hofu.yamaguchi.jp 昭和12年制定の防府市の市章は「ハウフ」の片仮名の図案化。 幾何学模様の中に据えると落ち着くのかもしれない。花や魚のデザインマンホール蓋には載らない。

花の中の市章

上越市のマンホール蓋は白鳥と蓮と桜をあしらった意匠。市の花が桜。 下半分が水面の蓮をあらわす。その中に「上」の字の図案化の市章がおさまる。上越市市章 - 上越市ホームページ

「向」の図案化

市町村章によくある、地名の文字の図案化によってできる図形には、強引なまでに円を描いて座りを良くしようとする。 向原町の「向」ならウかんむりよりも自然に丸くなる。

能美町から江田島市へ

その近辺の道で見かけたマンホールの蓋。 能美町時代のものと江田島市になってからの物が隣接している。 どちらも波のような曲線を輪が囲むので遠目には同じように見える。

地下道スロープの入口

その地下道の入口には前項のように自転車走行禁止の表示がある。頭上だけでなく標識としても、手すりのある壁の手前にも同様の表示。 広島でいうと基町の地下道の表示と同じ問題が起こりやすい様子。 kanototori.hatenablog.jp

高い位置の駅前

下関港国際ターミナルから北に延びる歩道橋は下関駅前の人工地盤に通じる。 ネーミングライツにより平成31年から「日本セレモニーウォーク」の愛称が設定されている。 駅舎を背に、ここも波打つフェンスに囲まれて「平家踊りの群像」のモニュメントがある。 …

生誕の地と周辺案内

「鈴木三重吉生誕の地」記念碑はエディオン外壁に取り付けられているレリーフと金属パネルの2枚が展示されている。 昭和63年に当時のダイイチに、令和元年に現在の東館ビルへ設置。 設置の当初から、現在の紙屋町の一部が猿楽町であることは説明に含まれてい…

跨線橋の禁止事項

山陽本線を見下ろす跨線橋なので鉄橋の内側もよく見える。 そういう場所なので「ここから あぶない」(間に文字がある?)という注意看板がある。 設置当時はかなり目立つ色だったのだろう。3つのイラストが禁止事項の具体例として凧上げ・釣り竿・フェンス…

白い市章

いわくにバス(旧岩国市交通局)のバスが行き交う錦帯橋と岩国駅間のバス停。 ㊥ー山口県(昭和16年)▷乗合自動車と岩国・錦帯橋 | ジャパンアーカイブズ - Japan Archives 駅前の「おはんベンチ」は錦帯橋の用材や錦川の流域材で作られた。 脇に立つ「乗合…

岩国市の市章

市章は一見して五弁の花と分かる。 一般的な桜より細身の花びらで、中心て繋がらずに、錦帯橋の五つの反りを表す弧線によって結ばれている。 橋から見る桜も良し、桜の間から見る桜も良し。

川と空と山の青

岩国市のマンホールの蓋。地域の観光シンボルを円形の中に収める構成は、ミタイケンひろしまなどのロゴマークと共通する。 中央に市章を置き、錦帯橋と鵜飼と岩国城。地の色の水色は錦川の水だけでなく山肌であったり空の青さであったりする。

ミタイケンひろしまの幟

昨年末、10月から12月末まで展開された観光キャンペーン「ミタイケンひろしま」は広島県だけでなく、愛媛山口岡山の隣接地域も合わさっている。 ロゴマークの色合いははなのわに似ている。「感動のシンボル「!」と「観」「味」「実」「魅」のシンボルを 組み…

地蔵はご利益ごとに

大師堂隣の阿弥陀堂の周りには多数の地蔵像がグループを作っている。 十二干支・六地蔵・読み書きそろばん、願いの種類は中心と周縁を作らず、その時関わりのある特定の地蔵に注意が向く。別の時、別の場所で別の地蔵と別の関わり方をするのだろうから、風景…

撫でられるレリーフ

その大師堂の向拝柱に「なで大師」が付いていた。 「お大師様をなでてご利益を頂いてください」と書かれているのでとくに顔の部分に艶がある。撫で牛と同じようであり身体以外の部分も意味を持つところが違う。

大聖院の大師

宮島の大聖院の奥に大師堂はあり、大きな字の「大師」の額が正面に見える。その直下には蝋燭と線香とおみくじの売り場があって、賽銭箱はその奥に。(写真は平成19年) お堂の裏手には「一願大師」と「稚児大師」がいて多くの絵馬に囲まれている。両者を案内…

撫でられる高さ

秀吉公像の足元には賽銭箱があった。 天満宮参道脇におなじみの撫で牛。こちらにも賽銭箱がある。 賽銭を入れて拝み、さらに像を撫でるのが通例であったのが、むやみに触れるものではなくなった。首に掛けてある白い紙(ラミネート)に「感染予防対策のため…

桜の中の秀吉像

大阪城内の豊国神社には、鳥居の前に豊臣秀吉像が立っている。 www.osaka-hokokujinja.org 平成18年の奉納で、マルイトの70周年記念と銘打たれている。 六角の高い台座の上に、台座よりもさらに高い像が睨みを効かせる。晴天に見上げれば青空が背にあり、春…

吉川広嘉公像

公園内の、錦帯橋を正面近くに見る場所に立つのが「吉川広嘉公像」。 佐々木小次郎像は刀を構えた姿のため、記念写真に同様のポーズでおさまる人を見かけるが、直立不動の像は仰ぎ見るものとして空気を変える。 春には桜を背にし、秋には紅葉・黄葉に囲まれ…

小次郎の傍ら

同じく錦川の岸、錦帯橋から5分の距離に佐々木小次郎像があり、その傍らに立つ「錦帯橋」歌碑にも楽譜が刻まれている。 鵜飼音頭の配置とは異なり、楽譜は全体を見せず、歌詞の2番が楽譜に重なるように中央にある。

熊野の江波瓦

屋根の先端を飾る鬼瓦はその建物が無くなった時や改修された時に、旧状を偲ぶモニュメントにおあつらえ向き。 鬼瓦モニュメント|熊野町 熊野町中溝に据えられている鬼瓦モニュメントは光教坊修復のため降ろされたもの。寺院の歴史を区切る記念碑であるとと…