環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

動物

御手洗川の鳥

その辺り、あまり水量の多くない御手洗川の真ん中で、コガモが塩ビパイプに掴まっている。 そこからちょっと下流へ、バイパス高架の近くの水管橋に佇むは青鷺。 前項と同じく下調べ書出帳の「鳥之類」には、31種の鳥が載っている。そのうち、カモの類は「鴈…

獲物を見る目

水鳥は脚元の水面を見て、トンビやワシは遠くに動く動物を見るのだろう。首があっち向いたりこっち向いたりはしなさそう。 街灯の上にとまっていると足がよく見える。

狙いをつける鷺

まだ光南に広島高速が工事中だった頃、本川の浅瀬や筏にに佇む水鳥が朝夕の行き帰りのいつもの風景だった。場所変えて今もそうだけど。 ただ鷺が立っているだけだと代わり映えしないと感じてしまうが、水の中を物色して歩き回る姿を見ると、カメラに収めたく…

歩く鳥

飛べない鳥であることを描写するには歩いている姿を見せると、飛べないか飛ばないかで受け取ってくれそう。 こちらの画像は防府市の市街地で見かけたサギ。 立っている姿や歩いている姿は、その種類の鳥のイメージをノロノロしたものに傾ける。鷺はだいたい…

アザラシのいる岩

いつも鵜や鷺のいるイカダとはスケールが違うものの、行けば大体いる場所が分かっていれば、観光するならそこが見えるルートを通るのが定番となる。 ミルフォード・サウンドの遊覧船が外海手前で折り返して戻る途中、海に突き出た広い岩場に集まるアザラシ。…

浅いところの水鳥

浅い川とか細い水路とか海岸の堤防とか、鴨や鵜や鷺がいる風景は当たり前のものとして日々通り過ぎていくものだけれど、見飽きることはない。 浮かんで泳いでいる姿より、浅いところを歩いていたり獲物を探している姿を留めておきたくなる。(1枚目と3枚目…

鳩のいる水たまり

烏の行水も見かけたら撮っておきたいし、鳩も水たまりにいるなら目を止める。 この写真をとった同じ日にほかの写真がないので、ここがどこだかよく思い出せない。

鳩のいる公園

公園で鳩を見かけてもわざわざ写真に収めようとは思わないが、身体を膨らませて追いかけ回していたり、 屋根の上の目立つところに立っていたりしたら、写したくならないこともない。

まちなかの公園猫

流川というか繁華街の中の公園にいる猫は、広々した場所を通らずに済んで居心地がいいのだろうと思ったりもする。ビルの構造に精通していそうな。

猫の通る広さ

広い公園というと平和公園。人の主に通る歩道以外の緑地が広いので鳥や猫や人がうろうろしている。(人が歩くのは、記念碑があったりショートカットになったりするからか。) 猫としては全方向に警戒する必要があるような広いところは落ち着かないのではと思う…

猫のいる低さ

公園の木と木の隙間は猫がくつろぐところ。 背後がフェンスで、その下をくぐれそうなら公園からの出入りも自在。 駐車中の車の下も、猫の隠れ場所にちょうどいい。逃げるときも四方に抜けられるが、子供複数なら回り込もうとするかもしれない。

自転車の隙間

駐輪場にしても路上の放置にしても、限られた空間に置ける台数は限られていてある程度の幅をとるから、たった一台の有無で人が通れるか通れないかの落差ができる。 体が小さければ、曲折した躯体の隙間を抜けて通れるだろうし、車輪と車輪の間を潜って通れる…

鵜の止まる運河

矢野新町は東部流通団地の一部で東半分。 kanototori.hatenablog.jp その東の海は海田湾の入江で自衛隊の駐屯地に挟まれている。 岸に並ぶイカダなどの上に鵜や鷺がとまっている。

川にいた鳥

車窓からは鳴き声が聞こえるわけでも物珍しい鳥が見えるわけでもないので、そういった動物を目当てにした風景ではなく、山川の形とか橋や駅舎の色々を目当てに写しながら通り過ぎていく。 それでも川面を写した写真の中には、鷺や鴨の類が浅いところに立って…

茶色と模様

近づいて触ったりしない距離感の中で、背中にある白い斑点模様(鹿の子まだら)の見え方が訪れた時期とともに記憶にとどまる。 等間隔にくっきり見える斑点もあれば、腹の近くにだけ目立って見えるような場面もあり、 ほとんど模様が見えない時期もある。

鹿の世相

古いところでは、10年前に載せた「角のある鹿は危険です」*1という観光協会による看板。設置時期はさらに遡る。 物がさらに古そうだったのは、大願寺境内の餌やり禁止の看板*2。境内以外の島内ではまあまあ黙認されていた時期があったのだろう。 昨年見かけ…

神社裏手の自転車置場

厳島神社社殿背後の玉垣は、浜と陸地を区切って大願寺や水族館への通り道をかたどる。 道の途中に「自転車置場」が設けられている。使用上の注意は「鹿にいたずらされますから荷物は自転車に置かないで」と宮島ならではの状況による。赤い傍点で強調される。

八幡川にすむもの

恵比寿神社近くの草の生えた川べりではヌートリアの姿が見え、 榎川との合流点近くの、やや水の多い所では亀が群れていた。

八幡川の曲折

府中町内を東から西へ流れる八幡川は途中、浜田の恵比須神社近くで北へ向きを変え、入川橋で再度西へ向く。入川橋は交差点の下が川の曲がり角なので橋というよりも短い暗渠。 恵比須神社では南の暗渠から別の水路を合わせている。普段の水量は少なく細い川幅…

門から見られる

その向側公園の入口は「田屋の門」。それをくぐって中に上がるところを見つめる猫。 単なる公園ではなく「学びの館」などの施設もあるので、老若男女地元以外の人もいろいろ見慣れているのだろう。

猫に見られる

移動中ではなく公園内などの縄張り内で座っている時は、やって来た人間を警戒するにせよしないにせよ、顔をこちらに向けて凝視する姿には余裕が感じられる。 カメラを向けたりはしますが、怪しいものではございません。江田島に立ち寄ったついでにふらりと。

地下道の猫

人の通る道の上にずっと止まっているのは落ち着かないだろうから、猫を見かける時はだいたい道なりではなく道を横切っている横顔で、 上の道路の車の往来が頻繁でやむなく地下通路を通るような姿は、その一部始終が警戒心に富んで素早く過ぎ去っていく。

堤防の猫

川の堤防上を歩いていると、内側や外側の斜面に猫がいることがあり、そんな安定しない場所で落ち着くものかなと見えることもあるが、 たいてい移動中だったり、じつは傾斜の中にちょっとした平坦があってそこに落ち着いていたリする。

猫と段差

縁石と側溝、それぞれの幅は人にとっては一跨ぎの狭さだけれど、猫が座れる幅で潜れる深さなら十分にある。 そこに落ち着くにしても別の場所を伺うにしても、周囲の警戒は怠らない。睨んだり唸ったりする。

猫の痕跡

掲示された写真の中に「道路の縁石」があり、道路の角を区切る石が残っていた。 特に掲示して紹介したいと思わせる部分は側溝に残った猫の足跡の方なのだろう。側溝として利用されていた当時もおそらく通りすがる人の目を惹く要素だったろうし、施工した人か…

塀の隣の桜

公園内をすみかにする猫にとって、塀の上も横たわる木の枝もちょうど良い高さのベンチなのだろう。*1 塀だけでは殺風景。塀の向こうや手前にある木をどういう切り取り方で見せてくれるか。空を背にする花か塀を背にする花か。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kano…

坂村の獣

写真はたぶん猫の足跡。 坂村の「物産」の部の獣之類には16種類ある。 鹿 猪 狼 兎 狐 狸 マミ 猿 貂 鼬 獺 猫 鼠 犬 土龍 スズカネ と並ぶ中の末尾「スズカネ」に注記がある。 俗唱ニ存不申候是モ土中ニ居申シ候土龍ニ似又ハ雛ニモ似寄リ申候 他の注記にあ…

ホタルの里

「坂村」は同じく高田郡でも水系の異なる三篠川流域の上流で、豊田郡と三次郡(文政期当時)と隣接する。 そこの「書出帳」はどの部門も記述が詳細で、物産も名前だけでなく注記がたくさんある。 「魚龞之部」には「山椒魚」に「所俗はんざきと申候」と添え…

昆虫とその他

吉田村の隣、相合村の「虫之類」の記述は次のよう。 蜂 〓 蛍 蝉 百足 蚊 虻 守宮 蠅 機織 松虫 鈴虫 蝶 とんぼ 蟇 螻 蛭 蟷螂 蜘 蛙 蟻 この時代の分類として、当然ながら昆虫に限らず広く列挙してある。思いつくままに挙げたのか何か配列に意味があるのか…

鳥の類の記述

さらに川下の甲田町甲立。 国道から智徳橋を渡ると甲立駅に通じる。 橋からどちらを眺めても鷺が点々とたたずんでいる。 村ごとの『国郡志御用ニ付下調書出帳』の「物産」「鳥の類」を並べると、同じ江の川沿いなのでだいたい似通っているが、山の多い村なら…