環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

千畳閣の絵馬

未完成なので天井板が無い。
板壁も無いので中の写真を撮るのにフラッシュ要らず*1。少しぼやけるのが難であるが、掲げられた絵馬を詳しく見ようと思うなら、『厳島平成絵馬鑑』を見るのが手っ取り早い。千畳閣だけでなく宝物館・収蔵庫・本社拝殿等の代表的な百点の写真がある。

    • 著者:原田佳子
    • 発行者:厳島平成絵馬鑑刊行会
    • 発行日:平成十五年三月三十日
    • ISBN:4-9901838-0-0

136-137ページに「千畳閣の絵馬・奉納額等」の配置図があり、この写真の位置は28の区画のうちの17を西方向に写したものとなる。裏面や一部分写っているものも含めると13枚の額が見える。手前の5枚を例示すると左から、

    • 「紅葉に鹿の図」 寛政4年
    • 「金牡丹孔雀」 明治27年
    • 近江八景(透かし彫り)」 明治25年
    • 「杓子に龍の図」 大正10年
    • 「全世界ヨ一ニ帰レ(刻字)」 昭和43年

「千畳閣の絵馬等一覧表」に載っているだけでも116点。入口には「昇殿料」とも「拝観料(ADMISSION FEE)」とも書いてあるので、お好みの気構えで靴を脱いで百円を払う。

*1:照らさないに越したことはない