環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

呉市西愛宕町

こちらも愛宕神社。傾斜地の下を望む向きで社殿と木の鳥居。
角川日本地名大辞典』の西愛宕町の項に

鉢巻山南山麓の斜面に発達する住宅密集地域。中央を本迫川が南流するが、暗渠となり道路として利用されている。その道沿いに愛宕明神社の小祠がある。宅地は階段状に並び、道幅の狭い所、石段・坂道が多い。

とある。そういう所なので、神社の由緒*1

・里人(村の人びと)が田野を開き物産がよくできるよう祈り、ことに洪水・火難災害がおこらないようお護りしていただくためにおまつりしたと言われている。
・記録によると寛文四年幾度かの火災あり稲のみのり悪く祈願せしことありとか

などとあるように、単に火伏せの為だけでなく祀られている。

*1:道路に面して掛かっている