環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

西方寺の階段



本町通りの真ん中辺り(中町)で、寺山に向かって細い道が分かれていて、すぐ階段となる。


中間に段を挟んで真っ直ぐの石段は、浄土宗の西方寺に至る。途中右手に「石梯修築 發起 念佛講中」の碑がある。麓の安全のためにも斜面の石垣や階段は改築改修が重ねられる。*1

両側の手すりは石柱の間に鉄パイプが繋いである。十分に錆が染みわたって年季を感じさせる。最下段の石柱には「大正十二●二月」「施主田●鶴吉」というふうに、建立後の変化の痕跡となっている。