環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

文学碑の白黒

尾道の千光寺山を登る道のひとつとして、「文学のこみち」が海を望む斜面にあって、その道標は白い矢印と黒塗りの文字。隣の碑の「石鎚山ヲ圣*1テ山頂ヘ」よりも目立つ存在。 普通の記念碑よりも言葉が読みやすいように、または書として捉えやすいように、あ…

色つきの狛犬

八千代町上根*1の龍山神社。 向かって右の台座に「大正五年」、左の台座に「十月廿日」というふうに分けて刻まれていて、裏面の願主の名もそれぞれ一名ずつ。 目玉の黒、口の赤、台座の牡丹かなにかがくっきりと塗られている。 *1:安芸高田市

安政の石灯籠と狛犬

中区の広瀬神社には、安政三年辰と刻まれた台座の上に石灯籠。安政六年未と刻まれた台座の上に狛犬。 特に狛犬は被爆石像物として目立つ。

石清水八幡宮(西条町吉行)の石灯籠

安芸国分寺跡の史跡公園に隣接するのが石清水八幡宮。 文政二年提出の「賀茂郡吉行村国郡志御用書上帳」*1に「生土神*2」として掲出されている。当地の「吉行村」だけでなく、「土與丸村」と「四日市次郎丸村」の生土神でもある。 拝殿正面の一対の石灯籠に…

新宮胡子神社の石灯籠

呉線川原石駅の西方の山麓、呉市新宮町に恵美須神社が鎮座。 鳥居の向こうで対になって立っている石灯籠はシンプルな形で正面に「献燈」。 文政二年己卯*1十月二十日の寄進。 *1:西暦1819年

寺迫東橋の常夜灯

唐谷川が東広島バイパスと交わるあたりにある石灯籠。 文政六年癸未 八月十五日 東谷 稲葉 西谷 寺迫 汁免 産子中 昭和十二年丁丑 十月十五日 再建 これらの集落が祀る出崎森八幡宮が東の丘陵上にあり、「奥海田村国郡志御用ニ付下調べ書出帳」*1に、 (略)…

稲葉道標

川を境に西の三迫と東の稲葉。三迫川に車道がぴったりと連なる中、郵便局の前がやや幅広で、正面に「東三迫橋」とバス停がある。 町の巡回バスはこの橋を経由して唐谷川上流方面に通じる。 橋のたもとの道標は元の位置を保ってはいないけれども、「右 くまの…

明飛川

三迫川を上っていくと、三迫二丁目で西からの支流「明飛*1川」と合流する。 上流の林道と交わるところで砂防ダムが設置されている。 *1:あけび

三迫川・唐谷川

海田町内を巡るウォーキングマップを見ると、瀬野川沿いの遊歩道から石原橋を渡って「三迫*1川」沿いを通るルートが示されている。または、近道として川筋を通らないルート(点線)も示される。 瀬野川との合流点附近は遊歩道が整備されていて、いくつかの学…

海田の瀬野川

現在の瀬野川河口は、安芸区船越南と海田町明神町という埋立地に挟まれて、南区と安芸区に挟まれた海田湾に注ぐ。 江戸時代後期、宿場町と新開を抱える「海田市(海田村)」が河口部にあたり、その上流域に「奥海田村」がある。あわせて後の海田町となる。 …

瀬野川の上の新幹線

新幹線は府中町の八幡四丁目から海田町の畝二丁目まで「府中トンネル」を通る。 日浦山の東端に出たところは、瀬野川に畑賀川が合流するあたり。その上を「瀬野川橋りょう(梁)」が越える。 さらに東へは、対岸の国信二丁目から黒瀬町乃美尾(東広島市)まで…

高架下の公園

バス停の隣には児童公園がある。 「外出は鍵かけ隣に声をかけ」といった標語が入口付近に見え、顔つきのすべり台がいろいろな色を見せている。 「柞木公園 - 看藝累記」と同じく、三体の動物像が向き合っているが、間に砂場が挟まっているので、リスっぽい方…

府中大橋バス停

府中大川*1の東、県道84号が山陽新幹線と隣り合うあたりに「府中大橋」バス停がある。 車道にはバスの停車スペースが確保され、歩道にも奥まったスペースがあるのでいくつかの椅子が置かれている。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20090528/1243526034

バス停のベンチ

広島市の県病院前*1もそんな形のバス停で、 パネルの下に細いベンチが設置されている。道路を背にして座る感じ。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20090519/1242743513

屋根付きバス停の下

福山市の中央図書館*1前のバス停、 という場所はともかく、屋根と広告スペースつきの形態が普及しつつあり、 支柱とパネルの間があいていて道路に通じているので、点字ブロックもそこへ誘導される。 バスが来るときの状況によってはその位置で停まらないかも…