環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

香川家長屋門

家老を務めた香川家の屋敷の一部、長屋門は県指定の文化財。 入って眺める観光地ではないので、訪れた人たちの写真はどうしても似たような構図になる。門か塀か。*1 錦帯橋を渡ってすぐの園路に面しているので、公園の背景を彩る建物として、むしろ前景の桜…

塀の隣の桜

公園内をすみかにする猫にとって、塀の上も横たわる木の枝もちょうど良い高さのベンチなのだろう。*1 塀だけでは殺風景。塀の向こうや手前にある木をどういう切り取り方で見せてくれるか。空を背にする花か塀を背にする花か。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kano…

古さの証拠

単に樹齢何百年という古さを誇ろうとしても、年数に幅がありすぎるとそれを見る人は割り引いて見当をつける。 「〇〇手植えの松」という特徴を持たせると、古い話になると信憑性が薄くなり、近代の王侯将相*1の権威を帯びたものは、古くないだけでなく「形式…

吉香公園の木々

その屋敷内の庭にあるいくつかの木には大きな札で名前が表示されている。 菩提樹はその大きさ古さによって、公園全体の樹木の中でも説明文中に特に言及がある。 園内別の場所では、明治19年に植えられたソメイヨシノもまた古い。

旧の有り無し

同じく吉香公園内の文化財に、昭和49年国指定重要文化財の「旧目加田家住宅」がある。 指定のあと、昭和52年から53年にかけて解体修理が施されたので、53年設置の説明板にその旨解説してある。 白い角柱や黒ずんだ説明板には「旧」が付いているが、同じ文面…

館名新旧

その建物の入口列柱に取り付けられている木の表札は旧字体込みで「岩國徵古館」。 岩国市教育委員会設置の文化財表示の柱は「岩国徴古館」、敷地の入口で道しるべの立て札は横書きで同様に。

博物館のための建物

同じく岩国市横山二丁目、岩国徴古館建物は昭和20年竣工。 「岩国徴古館の建物の概説」という説明板では時代背景と設計者佐藤武夫を中心に記述してある。 岩国徴古館 | 作品集 | 佐藤武夫ギャラリー | 佐藤総合計画 内装と比べての建物の外観の薄暗さは、周…

屋敷の一部が入口

平成7年開館の吉川史料館(岩国市)は、もと吉川経倫の隠居所「昌明館」のあった所。 その一部の建物が「昌明館付属屋及び門」として市の文化財に指定されている。指定も平成7年。 入口脇の説明板は史料館のことにはとくに触れていない。

入口脇の説明板

おのみち歴史博物館としての施設案内は入口向かって右脇にあり、 尾道市指定重要文化財としての説明板は向かって左脇の、やや高い位置にある。 どちらも上に英語表示、下に日本語表示という構成。大正12年建造の建物が重要文化財指定されたのが平成16年、博…

銀行建物の博物館

かつて銀行として使われていた建物の活用法は、その建物が文化財指定されて貴重なら資料館・博物館・美術館が手堅いのでしょう。 壊さざるをえなくなるまでは使わないともったいない。 旧尾道銀行本店建物は尾道市指定文化財。尾道銀行→芸備銀行→広島銀行と…

歴史公園まで

白牡丹と賀茂鶴、西条駅に近い酒蔵通りに残っていた古建築の吟古館。古いといっても近世の屋敷や蔵のような観光地としての分かりやすさは小さい。 保存運動から転じて歴史公園用地の整備へと、近世の遺産も近代の遺産も活かす現実的な手段は状況に応じて知恵…

掲示板と画鋲

「酒蔵通り掲示板」と表示された木製の掲示板は、もとは別の名前の掲示板だったのだろうか。錆びた画鋲の出す雰囲気は町内会や真宗寺院の掲示板のよう。 でも掲示内容は地元酒蔵に関する本の宣伝や、「七夕市」というイベントの案内だったりして、地元民向け…

散策ルートの赤い線

酒蔵通りの案内図に示される赤い線の「酒蔵通り(散策ルート)」は、西国街道の一本線だけではなくそれに交わり並行する細い通りも含まれている。 たしかに整備された縦横の石畳の道は酒まつりの際にも人通りの多いところ。 線路を越えて御建神社境内の松尾神…

丸い街灯も

そういった和風の街灯には「酒蔵通り」を意識するようになってから形成された新しさを感じさせる。 それより以前からある球体の街灯のほうが、「商店街」には馴染んでいる。 その二種類が混在しているのが持ち味かもしれない。

酒蔵通りデザインの街灯

通りの電柱には「酒蔵通り」の通り名の表示とともに、行灯状の街灯が付け足されている。 茶色いのも青いのもある。

歩行者のみの道

酒まつり期間の酒蔵通りは交通規制により歩行者天国となる。 歩行者専用の標識が臨時に置かれる。 人の波は酒蔵から酒蔵へ隙間なく流れる。細い道が半分に区切られ左側通行への協力を求められる。

ブールバールが迂回路

酒まつりの際の交通規制のため、普段東西の通りを通る路線バスは中央公園前と栄町バス停を通らず、中心の通りのブールバールを経由する迂回路をとる。 写真は平成26年。バス停に掲示されたお知らせは芸陽バスと中国ジェイアールバスによるもの。 だけどほぼ…

すぐ次のバス停

西条駅前から出発したバスが次に止まるのは、南北のーブールバールにおいては「中央公民館前」、東西の通りに曲がるルートにおいては「中央公園前」があった。 が、中央公民館前は中央公園前に変更されている。*1駅前から乗る人にはほとんど用はないかもしれ…

案内所の案内

西条駅を降りてすぐ、バスでさらに別の目的地に向かうとするとそういった乗り場案内を見ることになるが、 「酒蔵通り」のような、駅の近くにある観光地または中心部の施設となると、バスに乗ったほうがいいのかどうかも分からない場合があるかもしれない。 …

西条駅南口にある案内図

五年前に書いた「西条駅前のバスのりば*1」というエントリに対して、「西条駅 バスのりば」のようなリンク元(Yahooの検索語)が毎週のようについている。広島大学に行ってみたい人たちだろうか。 のりばの番号と行き先はその頃と特に変わらないが、案内図は「…

西条駅北口

西条駅は北口にもロータリーが設けられた。 バス乗り場は無いけれど、一般車両やタクシーの乗降場所に沿って屋根が連なっている。 駅舎の階段と連続する屋根は、北に接する御建神社参道口に通じている。 関連 西条駅北口予定地 http://d.hatena.ne.jp/kanoto…

西高屋駅前

西高屋駅前バス停は駅の北のロータリーで乗り降りする。 駅前とはいっても駅舎とロータリーの間には車道があるので、横断歩道の信号が往来の足止めになる。 バス停に屋根が付いていても駅と繋がっていないのは「駅前」よりも「駅入口」といった遠さを感じる…

古いベンチの頑丈さ

屋根付きであったりベンチ付きのバス停であっても、年月を重ねてガタがきているところもあったり、とくに変わらないところもあったりする。 吉田の中心部のゆめタウン近くのバス停は昔からの広告看板と壊れそうなベンチに人の流れの変化を感じさせる。 西高…

中広町バス停

そこまで広い歩道を持たないけどバスの停車スペースはある、という普通の広さの道の「中広通り」(西区)。 バス停の表示は柱だけ。スペース確保のため歩道が狭まっていて点字ブロックが分岐するほどの幅はない(そもそもブロックがない)。 それでも設けら…

仁保二丁目バス停

市内の一般的な屋根付きバス停の一例。 猿猴川沿いの国道2号、仁保橋近くのカーブにある仁保二丁目バス停は、バス停時刻表示が進行方向寄りにあり、歩道奥から分岐した点字ブロックが上屋と時刻表示の間とまっすぐ通る。 雨の中待つとしたら、上屋で傘をたた…

上屋のできる前

というふうに、広島市内の路線バスの利便性を高める設備が着々と増えている。 原爆ドーム前バス停(南側)に上屋が設置された。その工事にあたってのバス停利用者や歩行者を近づけないためのフェンスやコーンや多言語の注意書きが密集していた。 それでも、以…

無い期間のコーン

可部駅改札から西口へ出てすぐのところにカラーコーンが2本。 比較的最近、この場所に「のりば案内表示器」が設置されていたのだけれど、「熱対策のため、工場で補強しています」とのこと。 左手にバス乗り場の1番から4番があるので、駅を降りた人が案内表示…

点を踏ませない

危険な面を立ち入らせないためには、3つ以上のカラーコーンとバーで囲んで迂回してもらう。 もし壊れた部分が舗装の内のタイル数枚といった小さな場所だったら、通せんぼするカラーコーンは2つか、あるいは1個を被せてしまうかで済む。ギリギリまで近づか…

崩れた土手

広島城の本丸東側の土橋の一部が、過日の豪雨のあと崩れた。 広島城:石垣崩落 劣化が原因か /広島 - 毎日新聞 応急の土囊とブルーシートに保護された区域を緑色のコーンとバーが囲んでいる。(赤いコーンもある) 普段の石垣の上には柵も無くて、そういえば…

コーンとパイプ

現状の平和大橋の歩道は低い欄干で、車道との境の縁石も低め。 欄干に継ぎ足されたパイプは黒くて控え目。 境が低いとなると、歩行者天国になれば歩車道の行き来はしやすいが、進行方向を制限したいときはもっと高い仕切りで壁を作らないといけない。