環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

本地を通る路線バス

田んぼの角にある小屋が「千坊」バス停。北に進むと「下本地」バス停がある。そこまでが本地。 これらのバス停は中国JRバスの路線で使われている。 路線バス(広島県)|中国ジェイアールバス株式会社 「大朝車庫」と、広島駅または文教女子大前を結ぶ路線は…

千坊橋

東へ流れた別所川は同じく本地の「千坊」で「冠川」に合流する。 別所谷を抜けると中国自動車道の高架下をくぐり、国道261号と「千坊橋」で交わる。この辺りでは草の生い茂る小川になっている。 現在の国道筋に相当する近世の「本往還道」に「市ゟ六七丁下り…

別所川

猿喰山を源に、流通団地を抜けて別所谷を流れる渓流が「別所川」。水は少なく石が多い。 本地村の「書出帳」に「小川五筋」があり、一筋が「さるばみ山ゟ流出」。 その川筋は古代から人の利用するところだったようで、登山道の周りに多数(消滅含めて)の古…

別所の薬師池

中野神社の北向こうの谷は「別所」。本地村の小名(小字名)に「別所谷」とある。 谷筋を流れる川沿いに田畠があり、周囲の山の上は造成され工業団地になり、谷の奥の池は調整池に整備されるという、よく見かける土地の移り変わり。 調整池のひとつ、「薬師…

迫の上に工業団地

その中野神社(中御前)は猿喰山東麓の丘陵上に位置し、「書出帳」では所在地の地名は「迫」(さこ)。麓の道路は千代田工業流通団地に通じるため広くまっすぐ。向の「上迫」方面の山は住宅団地に。 千代田工業・流通団地|産業団地|広島企業立地ガイド 実…

本地村の神社

中野神社の参道口の鳥居には「中野御前」の名が使われている。 『芸藩通志』には本地村の神社として「八幡宮 中御前社 山王社 八王子社」の名が載っている。 同村の「国郡志御用につき下調べ書出帳」では「氏神三社」として「八幡宮」「中野御前」「山王権現…

天保の石灯籠

参道口に通じる道は舗装されたまっすぐな道。 その道を挟んで立つ石灯籠に明かりは灯っていないが、この位置に灯っていれば遠くからでも神社の位置が伝わるのだろう。 背面のような道路側の面には天保12年の紀年銘がある。

中野神社参道

北広島町の本地。幹線道路をちょっと西に外れた山の麓に神社の参道口がある。 ちょうど祭りの日だったようで、入口までの道には幟が並び、注連柱とその先の石段には照明が点々と灯る。 周りの物も明かりもよく見える夕方。完全に暗くならないうちでよかった。

熊野神社の灯り

安佐南区祇園の熊野神社は県道と社殿の間に住宅に挟まれた参道がある。 正月には国旗や幟や幕が並び*1、秋の祭りの時は夜に神楽などあるので照明が連なる。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20141017/1413559952

稲荷の明かり

中の棚稲荷神社*1は、鳥居の数は多くないが 、鳥居と柱の間に並ぶ赤い幟が鳥居の連なりに似ている。 夜は提灯が軒先を照らす。さらに蛍光灯も賽銭箱を照らす。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20150706/1436221841

一社の提灯

赤い提灯と鳥居がいくつも並ぶのが稲荷神社でよく見る風景。 亀山の船山稲荷*1は鳥居だけだが、三次の松原稲荷*2は大きな提灯を頭上に見る。 鳥居や提灯の数だけ奉納者の名前が連なることになるが、白島稲荷の場合、勧請元の大野石油店の提灯がひたすら続く…

鳥居に下がる提灯

万灯みたま祭りの幕と提灯は大鳥居にも下げてあり、提灯6つを使って一件の企業名が掲載される。 こうして当時存在した企業が神社への奉納品によって名前を残すことになる。

幟と提灯

護国神社の毎年五月末の祭礼に「万灯みたま祭」があり、その中の行事「みこ踊り」と「こども相撲」の幟が参道脇(本丸入口)に並ぶ。(写真は平成22年) 高々とたくさん吊るされる提灯と同じく「みこ踊り」の幟も黄色い。「こども相撲」の紫色は相撲らしい色…

平成21年の幟

広島護国神社で祭日などに各所に立つ幟は赤地に白。毎年見つめてはないがだいたい毎年同じなのだろう。 その赤い幟の合間合間に別の幟も立てられる。何かの節目の年など、その年その時にしか使われない文言が見られることがある。 平成21年*1の場合、「創建…

Cのバナー

南北の通り「金座街」のアーケードにも紙垂が連なり「えびす講大売出し」の横断幕が頭上に上がる。 さらに昨年は優勝の余韻ある時期ということで赤地に「C」のバナーが両脇に連なる。確かに商売繁盛。

胡子神社社頭

中区胡町の胡子神社は大祭の際広範囲に出店が賑わう。 やはりそういう日に写真に収めるのは頭上のアーケードが無難。 神社の正面、えびす通り中央にの釣り提げられた灯篭などがいつも以上に光を増やす。

切妻テント

初詣で賑わう神社境内で人が写らないように写真を撮ろうとすると、対象に接近して狭く撮るか、または空を写すかのように頭上より高い位置にあるものに向けて撮るか。 破魔矢やおみくじなどを販売するために設けられたいくつかのテントは白いシートの切妻屋根…

丁酉の正月

その翌年(今年)は丁酉の歳。 護国神社社頭では前年同様に干支の書と絵が掲げられていた。 前年の写真には無かった物が一点。正面の扁額の下に「参拝順路」の矢印が2本。参拝を終えたら左右両脇へ、次の人の妨げにならないようにと誘導される。

丙申の正月

初詣でにぎわう大きな神社には、長い列を収める広さと一度に参拝を行える横長な賽銭空間が現れる。 広島護国神社の行列で待つ間、ポータルハックに勤しむでもなく手持ち無沙汰な人の目は、だいたい正面の社殿に向かう。 拝殿両脇に掲げられたその年の書「丙…

観音堂正面

大聖院の観音堂の観光地として強調される一点に、「明治天皇行在所址」*1があり、正面右手の柱に表示されている。 参道から右手の観音堂を見たときに正面がよく見える。お堂に上がって廊下をめぐる際にもっと近付いて見ることができる。 行在所址の札の上に…

拝殿の内外

神社に奉納された絵馬や絵画や芳名板などは拝殿内に掲げられていることが多い。拝殿に上がりやすいか遠巻きに眺めるかで奉納物との距離感が変わる。 安佐南区大町西の麦田八幡は奉納額が多く、大小の絵が外からも見られる。色の剥落が著しいが。 拝殿の外側…

過去の番付

可部の上原八幡神社拝殿には明治42年の相撲の番付表が掲げられている。地元の地名が並ぶ。 それを見かけて以来、それについて触れた本を見かけることもなく(どこかにあるのかも)、その内容を翻字して人名など調べたりしたら面白そうだと思いつつも特に調べ…

囲いの番付け

大型和船は野外にあるが、それを囲う木造の小屋は館内との通路でもある。 和船の色味を際立たせるように、小屋の柱や壁の木材は明るい杉の色。 柱と横材を繋ぐ金具があちこちに見えて、加工機による穴や番付けの印字などもむき出し。印字されてから穴が加工…

和船の再現

大河ドラマで「平清盛」が放映されたころ、宮島と音戸に期間限定のドラマ館が開かれていた。 音戸の観光文化会館内に展示会場が設けられ、音戸大橋を背にして屋外展示されたのがドラマで使用された大型和船。(屋内の展示は撮影不可で、和船展示会場は撮影自…

説明板諸相:大雁木のモニュメント

川岸の荷揚げ場を指す「雁木」は石の階段。 西区楠木の大雁木は広島市内では幅の広い設備。 説明板に転載されている『図説広島市史』掲載の写真は昭和初期の様子で、堤防の上の松の木が高くそびえている。 雁木と説明板だけでなく、角材を四角に積み上げたベ…

祺福山の柵

縮景園内の小山「祺福山」には稲荷神社が祀られていた。昭和20年 に焼失し、饒津神社に復元されたので、園内には石段と丘の上のベンチがあるだけだった。 あらたに石段の脇に赤い柵が付き、ベンチの奥に祠が設けられた。黒い脚の祠を囲む明るい色の柵。自然…

補修の途中

昨年の夏や、さらにそれ以前に参拝した頃は、拝殿の縁の部分が補修されていて、古くなって黒ずんだ木材の中に明るく白い部分が置き換えられて、とてもちぐはぐに見えたけれど、 同じように新しい木の色を見せていたのん太の祠もあっという間に落ち着いた色に…

狛犬の多い境内

そんなふうに松尾神社などの境内社を持つ御建神社なので、参道脇のあちこちに石燈籠や狛犬が据えられている。のん太の手前の位置にはもと神馬が置かれていた。もと馬 - 看藝累記 拝殿のある段に上がってすぐの両脇にいるのが玉乗りで子持ちの狛犬。「嘉永七…

祈るたぬき

西条駅北口の先の御建神社。その境内の松尾神社は酒の神を祀る*1。 その参道脇にものん太が控えている。神祠にいる神使は真摯に神事する紳士なのだろう。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20090413/1239629378

光るたぬき

昭和49年に発足した東広島市は、平成26年に40周年を迎えた。 「東広島シティ・イルミネーション」(平成26年度東広島市シティプロモーション認定事業)/東広島市ホームページ その年度の冬、西条駅前に設置されたのが「のん太」のイルミネーション。酒まつり…