環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

毘沙門堂の正月

平成19年なので14年前の正月。可部の尾又神社境内に並ぶ毘沙門堂。 普段は、騒ぐ人が屯するのを防ぐため境内入口扉は閉ざされているが、正月一日は壇上に上がり詣でることができた。(少なくともこの年辺りは) 毘沙門堂を飾る正月の風物。しめ飾りに鏡餅に…

一日の館と園

正面入口に門松が立つのはいつの年も変わらない。 平成19年の入口と、その日正月一日が臨時開園していることを知らせる掲示板。門松のイラスト付き。 通例、隣接する県立美術館は正月一日は休みのため、案内から美術館に入る入口には美術館の方は休館してい…

門松と青

縮景園は年末の29日から31日まで休園で、1月1日からすぐ開園している。 正面入口に大きめの門松が立てられて新年を迎えるのは例年通り。 今年はためいていた青い幟は「築庭四〇〇年」。元和6年(西暦1620年)の築庭で昨年が400年。

通例の年末

幸先詣が来年以降も続き定着するのか、臨時の日程にとどまるのか。年末の空気は薄かった(非常事態によって早々と突入した年末) 遡って何年か前、平成28年の末。12月30日の友広神社は静かだった。門松がすでに置かれていたが、カラーコーンに囲まれ本番を待…

幸先詣の赤

同じように「幸先詣」を勧めて参拝者の分散を求めるお知らせはあちこちで見かけた。 三篠神社の地元町内会に掲示されたり、 護国神社くらい規模が大きいと周辺の主要道路(旧城郭でいうと三ノ丸)から見える路傍に幟を立てたり。

参拝様式更新

通例の初詣よりも早くはじまり、一月を過ぎても初詣に含まれる今年の冬の光景。 空鞘神社社頭には「新しい参拝様式」の看板と、「二月末日までにゆっくりお詣りを」の幟が迎える。紅白の明るさが正月らしさを長続きさせる。

歳末の詣で

そのような感染防止の態勢の中、令和3年の初詣の時期がきた。 「幸先詣」と呼んで年末(12日から)早めに詣でて分散をはかる。 12月30日の昼、行列は当然無く、境内で見かけた参拝者は3組いるかいないか。

手水舎も静か

同じく尾長天満宮。感染拡大防止のため撫で牛が撫でられないのと同じく、 広い石の手水鉢も流水が無く、使用を休止していた(昨年末)。通常なら竹筒からの水を受ける。 「當村 西連中」による奉納。

撫でられる高さ

秀吉公像の足元には賽銭箱があった。 天満宮参道脇におなじみの撫で牛。こちらにも賽銭箱がある。 賽銭を入れて拝み、さらに像を撫でるのが通例であったのが、むやみに触れるものではなくなった。首に掛けてある白い紙(ラミネート)に「感染予防対策のため…

桜の中の秀吉像

大阪城内の豊国神社には、鳥居の前に豊臣秀吉像が立っている。 www.osaka-hokokujinja.org 平成18年の奉納で、マルイトの70周年記念と銘打たれている。 六角の高い台座の上に、台座よりもさらに高い像が睨みを効かせる。晴天に見上げれば青空が背にあり、春…

吉川広嘉公像

公園内の、錦帯橋を正面近くに見る場所に立つのが「吉川広嘉公像」。 佐々木小次郎像は刀を構えた姿のため、記念写真に同様のポーズでおさまる人を見かけるが、直立不動の像は仰ぎ見るものとして空気を変える。 春には桜を背にし、秋には紅葉・黄葉に囲まれ…

小次郎像の位置

吉香公園中央を区切る内堀は、川に近い場所を菖蒲園としている。その先端に小次郎像が立つ。 平成元年に岩国西ロータリークラブによる設置。背景に岩国城とその山が広がる。堀のおかげで広い奥行き。 錦帯橋から5分、ロープウェイまで5分という道しるべがあ…

小次郎の傍ら

同じく錦川の岸、錦帯橋から5分の距離に佐々木小次郎像があり、その傍らに立つ「錦帯橋」歌碑にも楽譜が刻まれている。 鵜飼音頭の配置とは異なり、楽譜は全体を見せず、歌詞の2番が楽譜に重なるように中央にある。

鵜飼の楽譜

錦帯橋を渡った先の堤防上、記念碑や銅像が林立する中に、「岩国鵜飼音頭」の記念碑がある。 右に楽譜、左に歌詞がある。五線譜の間隔が広いのは、歌詞の最初の合いの手が重なるので2行使っているため。

歌詞が横長

同じく郷土館前には『熊野筆まつり』の歌詞が展示されている。野口雨情作詞、藤井清水作曲。 17の歌詞が連なる長いステンレス。筆づくりを中心に、町内の寺社名所を織り交ぜて囃し、最後に「河鹿鳴く」で終わる。それを見る道風。

並ぶ彼岸船

郷土館の外に鬼瓦モニュメントはあり、筆まつりでは彼岸船が姿を見せる。 町を神社を練り歩く山車と、それを模したミニチュアが三基並んで足元を彩る。 www.chugoku-np.co.jp 町制施行100周年の年にはフラワーフェスティバルのパレードにも登場。

熊野の江波瓦

屋根の先端を飾る鬼瓦はその建物が無くなった時や改修された時に、旧状を偲ぶモニュメントにおあつらえ向き。 鬼瓦モニュメント|熊野町 熊野町中溝に据えられている鬼瓦モニュメントは光教坊修復のため降ろされたもの。寺院の歴史を区切る記念碑であるとと…

目の前の赤瓦

「まるごと博物館」の展示の中に「西条の赤瓦民家」もあり、この地域の特徴的な景観をつくる「来待石」 による赤瓦の解説とともに実物例として鬼瓦が展示されていた。 これもまた街の風景として難なく目にするものであるけれど、手に届くところに降ろしてあ…

目の前の杉玉

酒蔵の表に吊り下げられる杉玉。酒蔵通りのあちこちで、入り口の上だったり二階ほどの高さの軒下だったり、距離感もいろいろ。 酒蔵内の会場で見られた展示「酒林(杉玉)の由来」は解説とともに杉玉の実物があり、背丈より低い位置でじっくり見られる。

酒蔵の中も展示パネル

同じく酒まつり期間に人の押し寄せる、各社の酒蔵。 各工程の設備を解説するパネルがあるのはもちろん、その会社の歴史に関する展示もあり、 例えば「白牡丹と棟方志功」の解説パネルは「まるごと博物館」の展示の一環。

継立場跡の公園

東広島郷土史研究会専門グループ: まちの歴史は郷土の文化財 西条酒蔵通り歴史庭園(ヒストリアガーデン)がオープンしました。 平成28年には歴史公園が整備され、近世四日市宿や酒造に関する展示案内の場が整った。 継立場を担った小島屋の跡地ということで…

酒蔵通りの展示パネル

西条の酒まつりの日、酒蔵通りや周囲の路地に多くの人が行き交った(写真は平成25年)。 地味なブロック塀に白いパネルが連なる。「まるはく かわらばん」と題した、酒に関するコラム風の解説文。 「まるはく」は「西条酒蔵通りまるごと博物館」の略。 その…

年表の壁

南口通路を挟んで向かい側には、広島市の戦後の歴史年表があった。 年表の中の出来事は、全国的に有名なことから地元民もはっきりした年は覚えていないような事まで、長い壁に敷き詰められている。写真も豊富。 「はなのわ」の未来年表を思い出す。

フェンスに酒の物語

「通路が変わっています」という注意書きとともに、駅の道案内施設案内を掲示するのが、工事区画を区切る防音壁の役割。 実用的な表示それだけでも、安全安心のためには十分ではあるけれど、他県からやってきて駅を降り立った人に対しての観光案内の役割も果…

コインロッカー仮設

広島駅南口全体の工事なので、タクシー乗り場のように北口に移った設備もあれば、形を変えつつ残っているコインロッカーのような設備もある。 駅の西から南北自由通路へ向かう途中、曲がり角の奥にプレハブが見え、「コインロッカー」の看板は大きく掲げられ…

駅西の駅前

同じく広島駅前バス停、でも駅前ロータリーの外に位置する乗り場がいくつかあり、 駅前の東西を過ぎる城北通り沿いにあるのが「23」「24」番乗り場。区別のために「郵便局前」と括弧書きされる。 しかし今は郵便局の建物はない。

まちのわループのバナー

Bホームの7番乗り場には都市循環線が発車する。 それを宣伝するバナーが頭上にある。 愛称「まちのわループ」のロゴマークが左にあり、右には主な経由地(大きな病院)が示される。 南下して県病院へ向かう左回りと、新幹線口(北口)から発して八丁堀方面へ…

足元の路線図

Aホームには5番までのバス乗り場が並んでいる。 頭上に提がっている乗り場番号と行先表示を頼りに目的の路線が止まる乗り場へ向かう。 乗り場には詳細な時刻表と路線図があるので、それを見てどこで降りるか、料金や所要時間はどのくらいかを確認する。柱状…

バス乗り場の島

駅前のバス乗り場はAホームBホームCホームという島状ホームに分かれている。方面別に乗り場番号を確認し、バスの行き交う道路を渡って乗り場へ向かう。 横断歩道を渡ることの注意と、目的の乗り場番号がどこにあるか、それぞれ目線はあちこちへ。ホームを移…

乗り換え客争奪

平成25年に見かけた駅前のバス乗り場。市内中心まで150円の頃。 八丁堀や本通りや紙屋町方面へは「電車より早い赤バスで」と、市内へ向かう人をバスへと誘導する。こんなに乗り場近くまで来た人ならバスを選んだ人であろうけど、観光客は路面電車を選びそう。