環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

京都国立博物館平常展示館

平常展示館は昭和40年竣工。特別展示館の本館に対してこちらが新館。
朝の10時ごろ写したもので、ほとんどの客はまだ特別展示の行列にいるという状態。
特別展示を見た後こちらに行く人もいれば、混雑する時間を避けてさきに平常展示を見るという人もいる。展示替えや特集展示を目当てにこちらに一直線、という地元民もいるに違いない。いや地元民に限らない。むしろ遠ければ遠いほど機会を逃すまいと意気込むようになるのか、それとも収蔵品データベースが見られるからと行かずじまいか。これもまた無数にある人生の岐路だ。気に病んでもしょうがない。

保存上の配慮から二階は原則として毎月一回の展示替えを、また一階も適宜展示替えを行っている。京都国立博物館が収蔵する作品は平成14年末現在で、館蔵品6,165件、寄託品6,140件、合わせて12,305件の多きに及ぶ。
京都国立博物館名品図録』H15.11.15 「はじめに」から