2007-03-05 竹梅の景 風物 万葉集に載る、 「梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林に鶯鳴くも*1」 の歌は、天平二年、大宰府官人らの春の宴で詠まれた「梅花歌三十二首」のうちの一首。少監*2阿氏奥島の歌。写真の場所に鶯が居たかどうかは想像するほかない。鴉もいたかもしれない。 参考 澤瀉久孝・佐伯梅友『新校万葉集』創元社 *1:巻第五 824:烏梅乃波奈 知良麻久怨之美 和我曾乃乃 多氣乃波也之爾 于具比須奈久母 *2:大宰府の判官