環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

梅林の二碑

木々の間に立つ二つの石碑。南から『臨啓碑』と『縮景園行幸記』。
写真の『臨啓碑』は、大正11年3月の貞明皇后行啓を記念してのもの。筑紫香椎宮へ詣でて「御摂津艦」で還啓、広島では大本営遺址と縮景園を訪れた。浅野侯爵らと臨瀛岡や跨虹橋など園内の名所を巡る中で、すでにあった明治天皇の臨幸を書いた碑のことも触れられている。
文中で一字空けてあるのは、
皇后陛下」「先帝」「今上陛下」「陛下」「玉輦」「玉顔」「玉歩」
といった語の上の部分。
碑は東面して丹楓林に向かい、南に藤棚を望む。

*1:間接的に