環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

「彌」が「弥」

こちらは饒津神社の参道脇。「標縄柱銘并序」
「臨啓碑」と同じく頼彌次郎の書。こちらでは「弥次郎」と書いている。「彌」の方が多少かしこまって礼装を着ている趣。
「爾」と「尓」はそれぞれ「璽」と「称」に含まれていて、常用漢字ならぬ常用字素とでも言うべきか。何の難しいことがあろう。漢検二級じゃ只の中学生じゃないか。*1
簡体字では「?」*2などのように「尓」の横画がハネるので、それに慣れると「弥」や「称」などもハネるようになる。が、簡体字を書かなくなるとしばらくして元に戻る。まよったら「爾」にしておけばいいし、急いで書けば全部一本線で繋がるしで、一回性を愉しむのが気楽でいい。

    • 画像2

*1:ためしに悪態

*2:画像2参照