その説明板の冒頭の一文。何の変哲もない文字。
福山のばら作りの生い立ちは、1956年(昭31)、当時の南公園(現在ばら公園)の一角に付近住民がばら苗1000本を植えたのが始まりとされています。
図表や選択肢*1ではよく見るものの、文中で略された「昭」が出てきたのを物珍しく思った。
「昭」の字を使った年号は日本では「昭和」しかないので、一文字でも迷わない。西暦を併記しているから迷うも何も。
中国では前漢に「建昭」、後漢に「昭寧」がある。その後長いこと使われず、南方の大越李朝で「英武昭勝」、清から独立をはかった呉三桂の「昭武」、大越黎朝で「昭統」という使われ方。
追記:不覚にもセルスタ。気にしない気にしない。
参考
松橋達良『元号はやわかり【東亜歴代建元考】』砂書房 1994
*1:明・大・昭・平