環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

西松原橋

御手洗川*1にそって細長く造成された西の松原は、幾つかの橋で大願寺などのある対岸と結ばれている。



そのうちの一つが「西松原橋」で、大願寺そばの民家に接する。下流側に連なる胸壁が途切れる部分でもあるので、防潮ゲートによって高潮を防いでいる*2

市街地から松原へ渡るという、そのままの名前ではあるけれど、平仮名部分は「にしまつはらはし」とある。

「西松原」そのものも道しるべに「Nishimatsubara」と、「の」の無い読み方になっている場合がある。
実際には口頭で「の」を補って読むことになるだろうか。それともこの橋に限っては「の」を添えると間違いであるという意識があったりするのだろうか。*3

*1:紅葉谷川の下流部分

*2:それらの海岸保全施設が防いでも、雨水管からの逆流などで浸水する場合がある 『世界遺産厳島 先人に学ぶ防災の知恵』p212

*3:観光客にはまず言及される機会がない