環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2008-01-01から1年間の記事一覧

供養の炎

安芸郡熊野町。毎年秋分の日に筆塚の前で筆供養が行われる。 町を挙げての筆祭りで賑わっていて、筆を火にくべるのをおもしろがる子供の姿は多分つきもの。 筆塚については「筆塚側面」のあたりを。

祈りの水火

水の中に立つ紀念物というと、この平和の灯。「宗教の灯」と「産業の灯」が集まったもの。 「平和の池」は、「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」を囲んでいて、「平和の灯」設置の際に拡張された。 詳しくは「平和記念公園・周辺ガイド」を参照のこ…

七福神の池

福山市の明王院境内にある小さな池。池と小島といえば弁財天。 池の手前には「弁財天」と刻まれた石碑。さらに手前には七福神のその他の像が集まっている。 この季節、紅葉が薄暗い池を照らし出していて、思わずh:keyword:紅葉 に写真を載せたくなる。

苑池と注意書き

その庭園は島を囲う池。取り囲む木々の中には垣根の外の藤棚も絡み合って日陰をつくる。 水が近いからか、藤棚の下のベンチは灰皿の置いてある喫煙所。 庭園の注意書きは、内容はごく普通のことが書いてある。ただ、文字の形が多少古めかしいやわらかさ。

久松の天守と

本丸の芝生から天守を臨むと目の前には小さな垣根の庭園が。 池の周りに松やクロガネモチに石燈篭が寄り合って青々している。 鳩が飛び立った瞬間なのでちょっとぼやけている。

福山城本丸御殿跡

春霞の三月。季節が変わると芝生の色も様変わり。 福山城の遺構についてはwikipedia:福山城 (備後国)にぎっしりと書かれていて、さすが百名城。 そこにも載っている芝生の写真にあるように、もと本丸御殿表向の跡地で、所々に礎石が残っていたり、南には再建…

朝日を浴びる鳩

福山城の筋鉄門を入ると目の前に芝生が広がり、そこは柵で囲まれている。 あれです、道を歩いていると急に田んぼにたむろしていた鳩が一斉に飛び立つような感じの。 飛びはしませんでしたが。

鳩だまり

ずいぶん前に載せた「二十八のまなこ」ほどには密集していないものの、新庄之宮の境内の少し開けた平面に、鳩の群れが羽を休めていて。 夕暮れ時に社叢のつくる木陰に宿っているのかそれとも日光浴のつもりか、どのハトも微動だにしない。

凝視

次いで新庄の宮で見かけた二匹を挙げると、悠然と毛繕いといったふうではなくて、視線はいつもこちらを向いている。 片方はすばしっこく動き回り、警戒を露にして距離をとる。 もう片方は伏せた位置から動くことなく、こちらをただ見るのに首を動かすばかり…

神社と猫

かわって宮島の某神社。奥に神鏡を据えた本殿が赤く映える。 少し空間をあけて手前が拝殿。建物の方々が開けているので猫の出入りは自由。 すでにはてなハイクに載せた*1のがこちらのツメとぎ写真。 そのあと裏からもう一匹現れた。 *1:http://h.hatena.ne.j…

跳び猫

某所の神社に住み着いているらしき猫が幾匹か。 境内を頻繁に歩いていた一匹は、見慣れない人間を凝視しつつも、おそらく習慣になっているらしいコースをとことこと横切る。 目の前で木にとびかかったものの、木が細いせいか上にあがることなく、少ししがみ…

桜の樹の間

岩国市の桜の開花標準樹は、錦帯橋を渡ってすぐの河川敷へ下りる階段の途中。 槍倒しの松や巌流がらみの枝垂柳も近くに並ぶ。人通りの多いこの季節、写真のトリミングも多少気を遣いつつ。 川と山の間、吉香公園の到る所に桜の花と枝が見えて、太い幹の上に…

岩国の桜

同じく「第六潜水艇浮上せず…」―漱石・佐久間艇長・広瀬中佐から、遭難までの日程をみる。 明治42年*112月7日に佐久間大尉は第六潜水艇の艇長を命ぜられる。43年2月から広島湾内での訓練が始まり、歴山丸を母艦として宮島・岩国間の海域へ移動した。 4月1日…

佐久間艇長遺言

石碑に見える遺言は「佐久間艇長遺言」と「公遺言」とあり、前者は「小官ノ不注意ニヨリ陛下ノ艇ヲ沈メ部下ヲ殺ス誠ニ申シ訳無シ、」から「将来潜水艇ノ発展研究ニ全力ヲ尽クサレン事ヲ。サスレバ我レ等一モ遺憾トスル所ナシ」まで書かれていて、あとの(中略…

第六潜水艇記念碑

「半潜航」の説明が関係者各人ばらばらだったりのあれこれで、査問会査定書には「艇長の浅慮」ということにされてしまったりしたものの、沈没後の行動は美談として、「不運なチェーン切断」として報じられつつ。「第六潜水艇浮上せず…」―漱石・佐久間艇長・…

説明板「第六号潜水艇殉難顕彰碑由来」

鳥居の脇に見えるのは、境内にある「第六潜水艇記念碑」の由来を説明する文章。「第六号」が型式で「第六潜水艇」が固有の名称。 第六潜水艇(潜水艦)の経歴と遭難の概要はwikipedia:第六潜水艇へ。 文章の上部には佐久間艇長の姿と第六潜水艇のイラスト。「…