環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

二階建て銀行

古い建物が、本来の役割を終えて再利用されることを指して「第二の人生を送る」などと言われる。資料館などに利用されるまでの空白期間*1があるものだが、あれは仮死状態だったのだろう。定年退職してすぐ第二の人生に移れるとは限らず、それ以前に大半の建物は取り壊されている。僥倖というか死屍累々というか。

説明板によると、三次市歴史民俗資料館*2は三次銀行本店の建物を整備したもの。国の登録文化財

昭和 2 三次銀行本店
  20 芸備銀行中町支店(25年まで)
  26 三次郵便局(52年まで)
  56 三次市歴史民俗資料館

幼年期>青年期>壮年期>老年期、と当てはめられる。「昭和の生き証人」とかいう言い回しも使えそうだ。

参考

*1:払い下げ・整備・解体・移築など

*2:三次市三次町