その「雨池井手川筋道筋控帳」には本川とその支流5本について川の長さと幅が記されている。幅は「概○○間」と、だいたいの寸法。
河川名 | 長 | 幅 |
本川 | 44丁22間 | 11間 |
海上川 | 8丁 | 2間半 |
かけうら川 | 30丁 | 2間半 |
押谷川 | 16丁 | 3間 |
長谷川 | 13丁 | 2間 |
大谷川 | 10丁 | 2間 |
支流はそれぞれ海上川から順に本川に合流する。
「かけうら川」は湾曲部をつくる独立丘陵「香路山」沿いを流れる川で、そこの地名が「影浦」または「景浦」。
このほか、文政二年の絵図では「ほうき迫」「信山」「向原」といった谷から流れる支流が描かれている。