大頭神社拝殿の脇を通って滝に至るので、その道の傍らに滝についての石碑が建っている。
滝の説明自体は簡略で、高さがそれぞれ30mと50m。近世から著名な滝であったため、藩主や頼杏坪の来訪があったことが記される。
幕末に訪れた下鴨神社の永恭の和歌を挙げることで二つの滝の特徴を示してある。
京都下加茂社家 永恭
雄滝
たちよりてしばしむすばむひまもなし
はげしく散りて落つる滝つ瀬
雌滝
山姫のたぐる糸とはこれならむ
峯よりかけておつる白糸
「下加茂 永恭」で検索するとこの歌の引用がずらっと出てくるくらい、訪れた人の目に留まりやすく、紹介したくなるような碑文となっている。