環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

峠古墳

宮盛地区の海近くまで突き出た丘陵*1
墓地に囲まれた頂部にあるのが「峠古墳」。
そこに登る階段の傍らに写真つきの説明板が立っている。

古墳の現物のうち、1号石棺が見える状態で保存されていて、コンクリートの四角い覆いの二面に窓がついている。


覆いの傍らに教育委員会による詳細の説明がある。直径8m・高さ1mの円墳に箱式石棺2と土壙2が確認されている。そのほか周辺に散乱した石材もあるので、それ以前から土砂流出・採取や開墾時に遺構の露出があったとみられる。
石に小さな字で刻むので、さすがに土壙の「壙」は簡略に「土」+「広」となる。「寧」や「葬」といった字では一部要素がとても細くなる。